今回の旅の同行者を書かなくてはならない。

それは陳さんです。。
ちんさん。
地元吉祥寺で出会った中国人の友人男性である。
友人といっても10歳ほど年上、
日本で暮らして40年くらいだっけな、
難しい日本語もペラペラの人生の大先輩です。
上海に住んでいたこともあるらしい。

で、なぜ陳さんと上海?
今回の旅の目的を書かなくてはいけないところなのだが、
それはまたいつの日にかということにしたいと思う。
なんじゃそりゃ。
いつかちゃんと書ける時が来ることを願ってはいます。
まあ、今回はクラヲタ旅ではなさそうだ。

12月11日日曜日。

朝起きたらiPhoneが充電されていない。
なんかヤバい感じ。
陳さんの充電アダプターで試したり、
ああだこうだやってみたがダメだ。

日本の電圧100Vに対して、
こっちの電圧は220Vであるが、
iPhoneなんてそんなのには対応している。

昨日通りがかったApple Storeへ行ってみるが、
そういうのはこっちへ、
と教えてもらった修理専門の所へ行くが、
直るかどうかは時間とお金がかかるし、
やってみないとわかんない、と言う。

今回は2泊3日だったので
モバイルWiFiのレンタルもしてなく、
特別使うつもりはなかった。
いいや。
明日日本に帰ってからにしよう。

のちの結果からいうと、
夜中に充電を始めた一瞬で壊れてしまったみたいだ。
純正でない長めのケーブルとアダプターがよくなかったのかもしれない。
幸い、iPhone6に機種変したあとも、
前に使っていたiPhone5をキープしていたので、
失うデータなどが少なく、
被害は最小限で済んだ。

みなさんも、データのバックアップをちゃんとしておくか、
面倒だったら機種変前の1台を返却しないでキープしておくこと、
それと電圧の違う海外で充電する時は、
純正の製品を使うことをオススメします。

なんだよ前置きながっ!
こんなこと書かなくてもよかったんだが、
そういう理由で上海1日目のなんてことない写真、
主に自撮りした数枚がなくなってしまった、
という言い訳をしたかったんだ。
本気撮りのは
Nikonの大きいコンパクトデジカメで撮ってたんだが、
自撮りなんかはなぜかNikonよりiPhoneがいいんだよね。

しかし、こういうことが旅先であった場合、
iPhoneでしか写真撮ってない人は全部なくなっちゃうよなぁ。
友達の連絡先もすべて一瞬でなくなる。
不便な時代になったものだ。

昨晩、対岸から眺めていた浦東新区へ行く。
 


上海のトップ3!


右の上海中心 (上海センター) (上海タワー) 632mが、
6mのオブジェに見えなくもない。
写真て変だな。

 


↓上海のトップ3!
わかったっつうの。


左から、
ジンマオタワー1998年完成、420.5m。
上海環球金融中心 (上海ワールド・フィナンシャル・センター) 2008年完成、492m。
そして、
上海中心 (上海センター) (上海タワー) 2016年3月完成、632m。

まあ、僕はそんなたいしたビルヲタではないから、
僕の知識は数年前の上海環球金融中心までだった。
いつか上海に行って見上げてみたいなと思っていた。
で、今回、上海に行ってみるか、ということになって、
覗いてみたらなんと100m以上も高いヤツが隣に出来ていたわけだ。
“知らんがな”
 


完成してから1年経ってないし、
日曜だから混んでるかもと早めに来たのにガラガラ。
展望台のチケットは180元、3600円だ。
そりゃ昨日書いたように、
中国の物価から考えると高いもんな。
 

世界の主要な超高層建築の街について書かれている。


 


上海センターは、
お馴染みドバイのブルジュ・ハリファ828mに次いで、
世界で2番目に高い超高層ビル。


建造物となると東京スカイツリー634mを挟んで世界で3番目となる。

展望台は546mの位置にあり、
これは世界一の高さ。



ブルジュ・ハリファはテッペンの方に展望台はなく、
東京スカイツリーでさえも展望台は450m。
ここはそれより100m高い。


まだスカイツリーに上っていない僕の記録は、
911テロで崩壊する前のニューヨークの

ワールド・トレード・センター・ツインタワーの屋上で417mだ。
シカゴのウィリスタワーは412.5mだった。
あべのハルカス300mの展望台は288mだから、
ここはその2倍近い高さだ。
もうわかったっつうの。
 


東方明珠電視塔468mがこんなにもはるか下に見えるとは。

って、しまった。
さんざん上海トップ3とか言っておいて、
電視塔の高さのことを考えてなかった。
まあいいか。
ヤツは塔だ。
建造物となると電視塔が3位に入る。

昨晩行ってた外灘地区。

昨日は遠くにそびえ立っていたように見えてたのに、

今日はすぐ近くの上から見下ろす感じ。

この方が角度があるように思えてならない。

「栓抜き」なんて言われてる

上海環球金融中心492mを見下ろす。

 


かなり立派な高層ビル群が模型のようだ。

 


1930年代の対岸、外灘の風景。


時代背景としては1931年に満州事変が勃発、
エンパイア・ステート・ビルが完成、
父が生まれた。
そして1932年には第一次上海事変が起こる。

 


次回は夜に来よう。
地上へ降りる。

 



上海の地下鉄はセキュリティが厳しい。
乗るたびに飛行機のようにいちいち手荷物検査。



昨晩の場所へ。

 

上から見下ろした方が角度があるように思えてならない。
 

 



午後になり今日の “仕事” へ。

歩いてると、
昨日に続きとにかく高層マンション。

 


しかし今日はあることに気付いてしまった。
30階の高さでもなんでも、

エアコンの室外機が外壁にむき出しで、
金具にチョンと乗っかっているだけ。
その下には通行人がフツーに歩いている。


日本はどうだっけ?

ライヴハウス「SUS2」に着く。


近所で昼ご飯 (ちょーおいしい!)を済ませ次の目的地へ。


にしてもエアコンの室外機が気になって仕方ない。

 


そうだ、こっちのマンションにはベランダがない。

日本にはベランダのある所が多い。
だから室外機はそこに設置されて、
通行人の頭上になんてことはまずない。
日本でベランダのないオフィスビルなんかには
屋上にまとめて設置されている。
東京の街歩いてて室外機が気になるなんてことはないもん。
 


どこへ行っても高層マンション。
そのスケール感に圧倒される。
 


そして、
室外機に加えて
洗濯物である。
 


30階の高さの窓から竿を出して洗濯物を干している。

ものすごい高さのはず。
その壁には室外機。
 

 

お宅にお邪魔してみたいものだ。
 


なぜか岩山が。

 

 

 

 

珍しくベランダとバルコニーのあるマンションを発見。

 


こっちのクルマは、
右折、左折後の横断歩道では、
ヒトが少しでも止まって様子を伺おうものなら
どんどん走って来て止まりゃあしない。
でも、

ハッキリ “いま渡る” と意思表示して歩き出せば
止まってくれる。
一見危ないが、

そのぶんお互いしっかり見て気をつけているとも言える。
譲り合いの日本とは全く違う文化である。
 

 

 

 


ずいぶん道に迷ったあげく
ライヴハウス「浅水湾」へ着いた。
外観を撮るのを忘れてしまったから他から引用。


少しの収穫を得てあとにする。

 

 

 


こっちの人たちは、
まだ電車から降りようとしている人がいても
どんどん乗って来る笑。


しかし、
ちょっとしたお年寄りでもどんどん席を譲る。
そこはめっちゃ譲り合いの文化。
陳さんなんて髪白いからすーぐ譲られちゃう。

陳さんが言うにはこっちの定年は早いらしい。
50歳そこそこで引退。
そして日本と違って
退職後はもうあまり外へ出かけなくなるらしい。
確かに街にお年寄りが少ない。


ライヴハウス「TZ HOUSE 1号店」へ寄ったのち、
「TZ HOUSE 2号店」へ向かう。
 


ショッピング・モールの中にある
ちょっと高級感のあるライヴハウス。
例えることもないがJZ Bratみたいな。

 


 

こちらへ来て初めてライヴを聴きつつ、
夕食もとってしまうことにした。


上海に着いて思っていたことだが、
こっちはあの日本よりももっと、
みなさんスマホに夢中である。

演奏が始まってもこの通り。


一番前のお客さんですら。


だったらライヴハウスじゃなくて、
普通のカフェでいいじゃん。
まあこの日はワンマンライヴではないから、
お目当てのアーティストさん出るまでのことなのかもしれないが。
でも日本なら、
お目当てさんじゃなくてもちゃんと聴くでしょ、

応援するでしょ、
いいお客さんだと思う。
まあ、こちらはそれぞれ自分の意志を尊重してるのだとも言える。
これも国民性の違いか。
 


しかし、最後に行き着いたここで、
仕事的には一番の収穫があってよかった。
なんのことやらわからなくてすみません。

 


 

とーにかくよく歩いた一日だった。
お疲れさまでした。