「原子力損害の賠償に関する法律」という法令があります。言わずもがなですが、これから注目を浴びるでしょう。


 同僚の俊秀たる玉木雄一郎議員から問題意識を伺い、私なりに色々とこの法律について調べました。そして、このブログに載せようと思って、かなりの分量の文章を書きました。いつもお叱りを受けている「小難しくて分かりにくい」系のお話ではありますが、それなりに面白いものを書いたつもりです。


 ただ、よくよく考えてみると、私はある一時期、東電の中にいた人間であり、現時点で私がそういう文章を掲載するのは変な影響が出る可能性があると判断しました。私は東電内でそういう事には一切携わってはいないのですけども、それでも、あたかも東電内の雰囲気を踏まえたかのような予断を与えるような内容のものは避けるべしということで、小生の書いた文章はボツにしました。


 私がやったのは、この法律ができた時の経緯をきちんと把握しようということで、昭和35年~36年時点の国会の議事録を総ざらいしたことです。当時の科技庁長官は何と大勲位中曽根元総理でした。現状の状況にとって非常に面白い内容なので、個人的にはご紹介したくてもどかしいのですが、申し訳ありません。


 ただ、いずれにせよ、この立法経緯を調べる作業、必要だと思うんですよね。政府部内でやっていると信じていますけども・・・。