あくまでも政治の世界での「一般論」ですが、社会的に非常に強い、あるいは極端な主張をする野党は、一旦政権入りすると勢力を落としていく、ということがあります。


 例を挙げると、フランスの共産党やオーストリアの自由党(極右)があります。どちらも政権入りした結果、世論の支持を非常に落としていきました。彼らを取り込んだミッテラン大統領、シュッセル首相はそういう意図を持った上で政権に取り込んだのかどうかは分かりませんが、結果から見れば、これら政党の弱体化に繫がっています。


 政権に入ると様々な現実に直面し、なかなか野党時代のような主張が貫徹できるわけではありません。強い主張をすればするほど、そのコントラストは強烈です(それは我が党にも言えることだということはきちんと理解しています)。逆に言うと、それが分かっているからこそ絶対に政権入りしないで、一定の勢力を維持しようとする政党も世界にはそこそこあります。


 まあ、何が言いたいのか明確ではないでしょうが、「最近の政治討論番組を見ていて感じたこと」ということにしておきます。