スピリチュアル心理カウンセラー thank you伝道師ナース凛です。
私たちはこの一瞬一瞬で、
いろんなことを考えて選択し、
行動に移しています。
今私が書こうとしているブログ記事も然り、
目の前の出来事に対してどう対処していくかも然り、
相手を憎んだ結果に起こす行動も、
誰かを嫌い起こす行動も、
相手を許すことや受け入れる行動も。。。
私たちが行動を起こす前には、
目の前の出来事がまずあって、
さらに行動を起こす前に必ずあるのが、
「感情」
・・・と言われる心の動きなのです。
このことを広く捉えると、
今自分が苦しんでいる・・・とすれば、
この結果を選択したのも、
実は自分の感情から発した選択なのです
今自分が喜んでいる・・・この結果を選択したのも、
自分自身ということになります。
私たちが、
望む結果を手にしていないと感じるのは、
この感情を生み出す部分で、
遠い過去から今までに培ってきた経験や学びが、
一人一人違いますよね
自分の思考をブロックしていて、
まるでそれが自分を守るために、
一番正しいのだ
・・・という思い込みが、
びっちりと心に染み付いているからです。
私たちが感情を感じる場所は、
身体で言うと、
脳みその中心にある記憶を司る部分です。
短期記憶と長期記憶という言葉を、
お聞きになったことがあるかもしれません。
短期記憶から幾通りの道を通って、
長期記憶へとインプットされていきます。
記憶の種類にもたくさんあるのですが、
ここでは省略させていただきますね
嫌な記憶・・・自分を傷つける記憶からは、
逃れたいと思うのが人の心です。
私もその一人です
そういった記憶は、
辛い・・・嫌な体験した後に、
奥深くにしまわれ・・・普段は顔を出さないように、
自分を守るための心のしくみが成立しています。
私たちは過去からのたっくさんの記憶を、
いつも簡単に記憶の引き出しから取り出せるわけでは、
ありませんよね。
あたかも忘れてしまったかのように、
心の一番下の引き出しに入れて、
そこに在ることも思い出せなかったり・・・、
かと思えば、
ひょんなことから引き出しがカパッと開いて、
思い出せたりするものです。
記憶の奥にしまわれて、
なくなったかのように思えても、
実は脳の奥で眠っていて、
ある出来事に遭遇したときに、
それが以前体験したこととは違う出来事であったとしても、
「辛い!」「苦しい!」「嫌だ!」
・・・といった思いがキーワードのようになり、
過去の出来事と今を、
これまたうまく結びつけて、
自分を守るために、
「避けるべきだ。」
「攻撃するべきだ。」
「発作を起こすべきだ。」
・・・と感情に指令を出します。
その結果として、
今目の前の現実が起こっています。
私たちの行動は、
目の前の出来事があって、
そのことに対しどう認識したかによって、
感情が生まれ、
行動が現実化していくということになります。
過去の体験を創り変えることは、
誰にでもできません
辛い出来事をカンタンに、
他人事のように・・・、
「もう終わった事なんだから忘れなさい」
「今更どうしようもないじゃない」
「楽しいことを考えようよ」
「こうしてみれば???」
・・・もちろん善意のアドバイスですが、
簡単にそうできるものなら、
誰もがそうしたいはずなのです。
私が大切にしたくて、
じっくり一緒に向き合いたいと思っていることは、
その感情がどこから生まれでてきたものなのか
・・・それはず~っと昔の子供の頃の記憶かも知れませんし、
職場で耐えに耐えた我慢の結果の記憶かも知れませんよね。
そこに焦点をあてて、
ご自分で「本当の自分」を見つけてもらうことです。
多くは・・・、
子供の頃に創った考え方の基盤に、
由来しているのではないかなと、
私は思っています。
誰のせいでもありません
誰かが悪いのではなく、
もっちろん自分が悪いのでもありません
その考え方を選んできた過去があり、
もしあなたの考え方の基盤が、
自分を苦しめるものだとしたら。。。
適切な時期に、
そこに気づいて、
修正できなかったこと。
その思考方法で、
難事を乗り越えてきた成功体験。
苦しみながらも、
耐え続けてきたあなたの努力。
そしてあなたが苦しんでいることに、
気づいて手を差し伸べられなかったこと・・・などなどが、
今のあなたを形成してきました。
もっと単純に物事を考えられたらいいのにな~
・・・特に辛いことや苦しいことが、
起こっているときに、
そぅ感じたことはありませんか?
素直に受け入れられたらどんなに楽だろう
そぅ感じたことはありませんか?
先ほども述べましたが、
過去の起こった出来事そのものを変えることは、
誰にもできません。
ドラえもんのタイムマシーンがないと、
無理でしょうね。
もしかしたら・・・タイムマシーンがあったとしても、
その頃のあなたに、
どんな手を差し伸べてあげることができるか
それから、
その頃のあなた自身がどれだけ、
心をオープンにできて、
自分のために素直に話を聞き、
自分と向き合うことができるか
これらのことが深く関わってきますから、
「その場に救い主がいたら変われたのに。。。」
「あの時にちゃんとアドバイスしてくれたなら。。。」
・・・と考えるのは、
実はちょっと時期尚早なのです。
私は・・・今のあなただからこそ、
過去の自分と向き合えるのだと信じています。
過去の傷を自ら知り、
そして自ら癒し、
自分らしく楽しく豊かに生きるそのタイミングが、
訪れた・・・ベストタイミングなのだと思います。
あなた自身が、
それを必要としているからこそ、
無意識にでもアクションしてくださった・・・、
冒頭でも書きましたが、
行動の前には「感情」が必ずあるというのが、
心理カウンセリングでいう「認知療法」の考え方であり、
・・・勉強しながら、
私自身・・・なるほどなぁ~と感じました。
そういう意味で、
あなたが救いを求めること=行動化すること・・・こそが、
あなたの意識的にしろ、
無意識的であるにしろ、
あなた自身の望んでいることだと思えるのです。
私はその部分に、
焦点を当てていきたいと思います。
セルフヒーリングのできる方は、
ご自分と向き合い、
過去の傷ついた自分を癒し受け入れながら、
その時に身に付けた思考のクセを、
変容させていくことができます。
・・・が、
それも簡単なことではありません。
時には他人の手を借りて、
自分以外の誰かに救いを求め、
新たな視点や考え方、
自分ではまだ気づいていなかったご自身の長所を、
改めて感じていただくことで、
閉じ込めていた引き出しが、
ある日突然に開くことがあるのです。
もちろん、
たった数時間で、
すべてが変えられる・・・な~んてことは、
ほぼありません。。。
1つ1つ・・・ゆっくりと、
その時々のご自分と向き合うクセをつけていく
そんなニュアンスが、
一番近いかなと思います。
ここでは、
目の前の出来事と自分が選び起こす行動の間には、
必ずあなた自身の感情があるんだよ~
・・・ということをお伝えしてきました
長々とお付き合いくださり、
ありがとうございました
次回は、
感情が選択する行動との関係性と、
脳みそは万能選手ではない。。。ということに、
触れてみようと思います。