おぼんろで公演をする時はは大抵白塗りだったり、
ドギツイメイクをしているので、
今回は久しぶりに素顔のりんぺいを舞台上でお見せすることができました!
普通の人でしょ!?
リアリティを追求するあまり、おかしな事になっていった役者の岸田役
といっても、この姿はたった2シーンだけど(笑)
からのー
ヒョウ柄の原始人スタイル。
役の心情を表情で表してみたらこんな感じ
「チーン・・・」
最終通しで初めて、この衣装を着てやった時、
あまりの滑稽さに、自ら鼻水を垂らして大爆笑してしまった一品です!
そして、脅威の最終形は、
やっぱりドギツイ!
毎日日替わりで楽屋でせっせとメイクしていました(笑)
これは千秋楽バージョン!
如何でしょう?この三段変化!
客席を笑わすのも楽しかったけど、共演者を笑わすのも面白かったわ(笑)
全体図はこれです。
武器は丸太です。
作品がコメディで、いっぱいみんなを笑わせる為にこんな感じだけど、
このふざけた格好やメイクのままで、真面目なシーンを笑われずに魅せるというのが、今回一番したかった事。
だから、どんどん酷いメイクにしてハードルをあげていった。
笑われたら、それは役者として、負けを意味する。
俺が岸田という役をやりたかったのは、成長があったから。
自分の凝り固まった考えから、今まで気が付けなかったモノをすることによって、確実に心の氷を溶かしていく岸田はとてもやりがいがあった。
「どんなに頑張ったところでまともな作品になんてならないのに」
とすべてのやる事なす事に否定的だった人間が、
撮影を通して、変わっていき、
最後には台本のないラストシーンを全力で創り出す。
最初と最後のギャップ。
実は全編通して、岸田は一度しか笑顔を見せていなかったのです。
すべての撮影が終わり。
女の子二人が去った後。
岸田 「君たちは本当に楽天的だな。」
真宮寺「その方が楽しいだろ?」
岸田 「・・・まったく」(笑顔)
そんな演技プラン。
ただ笑いばかりがあるのではなく、
しっかりとしたドラマもあるこの作品に出演できて、
本当によかった。
どうだったかなぁ、ちゃんと演じきれていたかなぁ。
この一つ一つが新しい自分の引き出しになり、糧になりますように。