ボリショイがボディビル大会で優勝&MVPを受賞 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

ボリショイがボディビル大会で優勝&MVPを受賞


 24日(土)、千葉県行徳文化ホールで行われたボディビル大会『NPCJ・ビーフ佐々木クラシック・フィギア部門』にコマンドボリショイが女子プロレスラーとして初挑戦。女子プロレスラーとして初めてフィギア部門で優勝し、全カテゴリーでMVPを受賞する快挙を成し遂げた。


★コマンドボリショイ
 ━━3回目の挑戦を決意したのは?
 「以前はアスリートモデルっていう、アスリートとしてバランスの取れた筋量を持った…みたいな感じだったんですけど1回目で3位。そのときにお客さんの支持を1番集めたオーディエンス賞を頂いたんですけども、やっぱり自分の中で煮え切らなくて、もう1回挑戦しようと思って。もう1回アスリートモデルで挑戦して、やれることはやったんですけども優勝できなくて2位で。もう止めようかなと思ったら、今回の大会のポスターに私の写真を使ってくださってて。プロレスラーだから場違いかな? とか思ってたんですけど、こうやってポスターのイメージとして使ってくださってたので、もう1回チャレンジしようと思って3回目…本当に必然だったのかなと思うんですけど。2回目のときに反省点も踏まえて全部やったつもりだったのですけど、アスリートモデルっていうのがイメージがあいまいで…。フィギアっていう部門があってそこは筋量の大きさとかカットを競うってお聞きしたので、出るならそちらのほうが明確だからそっちにしようと思って。露出の高い水着だったので“その部分がクリアになればいいですよ”って言ってくださったので。筋肉のカットを見せる大会だから露出が多いことは別に何の違和感もなく。マスクを着けてコマンドボリショイとして、そういう大会に出ることに意義があるので」

 ━━コンテストにはいくつの部門がある?
 「アスリートとフィギアと、あとビキニっていうのがあります。ビキニは筋量よりも女性らしさとか、くびれとか。しなやかでほどよく筋肉が付いた女性っていう感じで。私はプロレスラーのすごい体を見せたいので、トレーニングしながら余計な脂肪を落として減量もしました」
 ━━過去2回とトレーニングの方法を変えた部分などは?
 「初心者はみんなそうだと思うんですけど、前から見る自分の姿は自分で見えるから頑張れるんですよね。でも今回私が注目して、まだまだクリアされてないですけど課題なのは足の後ろ、お尻、背中。後ろから見えるところをもっと鍛えて。プロレスは四方から見られてるので、どこにもスキがないように。筋肉を付けることで強い体になるのでプロレスにも生かされます」
 ━━今後も挑戦を続けていく?
 「プロレスが最優先なので、JWPの大会日程を見て試合のない日に大会があれば出たいなと思います。体を鍛えることが好きな人とかに、女子プロレスの存在を知ってもらって目指してくれたりとかしてくれてもおもしろいなと思いますし、大会には出なくても女子プロレスラーの自分の体への意識改革になればいいなと思いますね。本当に今回1番嬉しいのは、プロレスではないイベントで優勝してMVPっていうものを頂いたこと。たぶん優勝した人いないと思うので史上初だと思います。そういうところに少しでも足跡を…まだ小さな足跡なんですけど、一歩を残せたかなと思います」


※写真提供:JWP