【結果】OZアカデミー8・23横浜 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】OZアカデミー8・23横浜


 約2年ぶりとなるOZアカデミーの横浜文化体育館大会は4時間を超えるロング興行に。第4試合ではこの試合でOZを卒業する永島千佳世が浜田文子とのシングルマッチに勝利。フリーとなって最初のターゲットを文子の持つレジーナ王座奪取とした。セミファイナルのタッグ選手権試合は、尾崎魔弓の毒霧で顔を赤く染めた小林香萌が紫雷美央を押さえ込んで、花月とともに王座を奪回。喜びを爆発させた。

 メインイベントはOZ無差別級王座が懸けられた6人タッグ変則イリミネーションマッチ。選手たちが入り乱れてのカットプレーの応酬でなかなか3カウントが入らないまま時間が経過し、26分50秒でまずはAKINOが脱落。続いて倉垣翼と志田光が姿を消し、加藤園子が松本浩代と中島安里紗の2人と闘う図式となるが、連係の乱れをついて加藤が中島をフォール。加藤と松本がラストウーマン・スタンディングマッチとして3カウントの後にダウンカウント10で決着となる一騎打ちへ突入。壮絶なガマン比べを制した加藤が、キャリア20年にして初めてのシングル王座を獲得した。


 珍しくすんなりとベルトを授与するかに見えた尾崎だが、疲労困憊の加藤に対し今この場で美央とのタイトル戦を宣告すると正危軍が急襲。MK4も応戦して乱戦となるが、わずか2分半で加藤が勝利して初防衛に成功する。マイクを持った美央はOZでのラストマッチとなる9・6新宿FACEで、尾崎&桜花&美央vs加藤&アジャ&関西の6人タッグ戦をリクエストして決定した。


『~プラムの花咲くOZの国2015~ YOKOHAMA DRAMS PARK 3』
◆8月23日(日)神奈川・横浜文化体育館(16:00)
観衆2025人


▼20分1本勝負
 豊田真奈美(10分56秒/ジャパニーズオーシャン・クインビーボム→体固め)米山香織
▼30分1本勝負
 ○コマンドボリショイ&旧姓・ボリショイキッド(11分48秒/ピコニー・スマッシュ→体固め)●星ハム子&松本都
▼20分1本勝負
 ダイナマイト・関西(4分52秒/スプラッシュ・マウンテン→エビ固め)希月あおい
▼永島千佳世OZアカデミー所属最終戦・30分1本勝負
 永島千佳世(21分18秒/変形逆打ち)浜田文子
▼30分1本勝負
 ○アジャ・コング&葛西純&鈴木みのる(23分32秒/裏拳→片エビ固め)●桜花由美&砂辺光久&伊東竜二
▼OZアカデミー認定タッグ選手権試合・30分1本勝負
 花月&○小林香萌(17分22秒/変形ジャックナイフ式エビ固め)尾崎魔弓&●紫雷美央
※第22代王者組が初防衛に失敗、花月&小林が第23代王者組となる。
▼~THE WIZARD OF OZ~OZアカデミー認定無差別級選手権試合・第18代王者決定戦・時間無制限変則ルール
 松本浩代&志田光&中島安里紗vsAKINO&加藤園子&倉垣翼
 [1]松本(26分50秒/エビ固め)AKINO
 [2]志田(32分28秒/魂のスリーカウント→片エビ固め)倉垣
 [3]加藤(34分48秒/クーロンズゲート→片エビ固め)志田
 [4]加藤(41分8秒/クーロンズゲート→片エビ固め)中島
 [5]加藤(56分43秒/ドラゴンバレー→片エビ固め)松本
※イリミネーション式6人タッグマッチでスタートし、2人が残った時点でラストウーマン・スタンディングマッチへ移行。3カウントを取ったあとに10カウントを奪えば勝利となる特別ルール。加藤が第18代王者となる。
▼~THE WIZARD OF OZ~OZアカデミー認定無差別級選手権試合・時間無制限1本勝負
 加藤園子(2分33秒/ドラゴンバレー→片エビ固め)紫雷美央
※第18代王者が初防衛に成功。