【結果】レイナ7・10後楽園 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】レイナ7・10後楽園


 AST(アスト)アクションスクールで忍者ショーなどを行なっている練習生・坂本茉莉による巫女舞(みこまい)とアクションショーで大会がスタート。小波は前回敗れているイシスからヒザ十字固めでギブアップを奪い快勝。第2試合では久々のREINA参戦となる水波綾に対し、志田が尻神教への入信査定マッチに変更。水波は「入りたくないんだってば! 知らねぇよ、そんなの!」と激しく拒否するが、試合後に志田は「大合格です!おめでとうございます!」。会場から“入れ”コールが発生する。それでも拒否し続けると志田は矢子に対し「(水波が)入りたいっていうから連れてきたんだろうが! オマエ、あとでお仕置きな」と言い放つ。成宮は強敵・コマンダンテを丸め込み自身初の“シングル王座初防衛”に成功。セリーナにゆかりのあるメンバーによるロイヤルランブルはリン・バイロンが優勝。セリーナがリンに勝利者賞を手渡し、全員で写真に収まった。


 ピエロ軍と尻神教による6人タッグマッチでは、尻神教が華名に休業理由を問い詰めると味方のピエロ軍も一緒に華名に迫る場面も。その後、カンチョー攻撃という新兵器を繰り出す矢子が、両腕でのラリアットで宮本&千賀をなぎ倒すなど大活躍を見せるが、華名が墨汁ミストから横回転キックを叩き込んで矢子を仕留めた。“宮本と千賀はが矢子に気がある”という疑惑について、矢子は「どっちもイヤです」とバッサリ。一方的に拒否されたピエロ軍が退散すると、志田は「矢子の魅力にしっぽを巻いて逃げるようですね。会う男、会う男トリコにして…ホントに悪いオ・ン・ナ」と笑顔を見せる。ピエロ軍同士によるタッグ選手権試合は、真琴&山下が2度目の防衛に成功。どちらのセコンドにつくか注目されていた華名だが、外国人のセコンドに付いたため真琴と山下は疑惑のまなざしを向けた。


 メインイベントはセリーナの引退試合。ブランクを感じさせない力強いファイトを見せるセリーナを、バズソーキックで粉砕した朱里は「次の人生も頑張ってください」と涙ながらにマイク。セリーナは「プロレスが大好きです。日本が大好きです。日本でプロレスができたことが本当に素晴らしいと思っています。ありがとうございました」とあいさつ。スクリーンにはTAJIRI、酒井正和氏(元SMASH、現パンクラス代表)からのメッセージも流され、10カウントゴングに続いて紙テープが投げ入れられた。なお、今後はヨガの道に進むという。


『セリーナ引退試合』
◆7月10日(金)東京・後楽園ホール(18:30)
観衆770人


▼30分1本勝負
 小波(8分4秒/コナロック)レイナ・イシス
▼水波綾 尻神教入信査定マッチ・30分1本勝負
 ○朱里&藤田峰雄(9分39秒/ジャンピング・ニーリフト→片エビ固め)水波綾&●忍
▼CMLL-REINAインターナショナル選手権試合・時間無制限1本勝負
 成宮真希(10分38秒/武者返し)ラ・コマンダンテ
※第10代王者が初防衛に成功。
▼セリーナメモリアルランブル(9選手参加)
 ○リン・バイロン(15分55秒/オーバー・ザ・トップロープ)●Leon、●日向小陽
※退場順…松本浩代、桜花由美、コマンドボリショイ、浜田文子、小林香萌、大畠美咲、Leon&日向
▼ピエロ軍VS尻神教全面対抗戦・60分1本勝負
 ○華名&宮本裕向&ヘラクレス千賀(11分56秒/スクリューハイキック→片エビ固め)志田光&●藤ヶ崎矢子&大鷲透
▼REINA世界タッグ選手権試合・60分1本勝負
 ○真琴&山下りな(10分54秒/ジャパニーズ・レッグロールクラッチ・ホールド)キャット・パワー&●アレックス・リー
※第18代王者組が2度目の防衛に成功。
▼セリーナ引退試合・60分1本勝負
 朱里(14分25秒/バズソーキック→片エビ固め)セリーナ


★坂本茉莉のコメント
 「プロレスを見に来たお客さんに対してアクションショーという、似ているモノに見えるかもしれないですけどまったく違うもので、似てるからこそ緊張というか…。いつもと変えるわけではないんですけれども、不思議な感覚でちょっと緊張しました。セリーナさん引退試合ということで裏方もワタワタしてて準備がギリギリになってしまって大変でした。今までやってきたアクションだったり、アクロバットとかのいいところをプロレスと融合してREINAを、プロレス界を盛り上げていけたらなと思います」
【ブログ】http://ameblo.jp/redshadow-ast