【結果】レイナ5・17新木場 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】レイナ5・17新木場


 試合開始前にGP就任後、初のREINA参戦となる志田があいさつ。しばらく出場できなかったことについて「尻神教の布教に全国各地を走り回っていまして」と説明すると、大鷲透の入信を発表して会場をどよめかせる。そのまま本部席に着いた志田は、今から試合をしようという藤ヶ崎矢子に対し「尻神教に入りたいんだよね? その気持ち、すごい伝わりました!」と、矢子が勝利した場合は尻神教に入信する条件マッチに有無を言わさず変更。激しく拒否する矢子だが、ダイビング・ボディープレスで小波に勝利すると、志田に強引に連れ去られてしまう。

 華名との遺恨が続くボリショイは鋼を引き連れてのREINA参戦。この日はアレックス・リーまでもがピエロメイクで華名軍となり、コマンダンテとアレックスがボリショイのマスクに手をかけて反則負けに。セコンドについていた華名は「これがピエロ軍じゃコラ! ピエロのパクリ!」。怒り心頭のボリショイ「パクリはどう見てもオマエらやろ!」と世界からボリショイ軍を呼ぶことを宣言した。
 朱里&志田と真琴&山下は時間切れで終了。マイクを持った真琴は「朱里さん、志田さん…弱くなりましたね。ていうか、自分たちが強くなったんですかね? あなたたちにはもうベルトが似合ってないってことです」と、山下とのペアでタッグ王座への挑戦を要求し、6・13新木場大会でのタイトルマッチが決定する。


 志田GPの要求により片腕でタイトルマッチに臨むことになった華名は、三角巾で左腕を封じられた状態でヒタナと対戦。それでも動じることなく、グラウンドで腕を極めてギブアップを奪ってみせた。華名が勝利者賞の高級ハムセットを手に「この鎌倉ハムが頂けるということで、これ以上ないほど気合いを入れて頑張りますんで…」と言いかけたところで矢子が華名に襲いかかりハムの袋を強奪。リング内で崩れ落ちた華名は「私の鎌倉ハムが…志田、許せん!」と怒りを露わにする。


 メインイベントでは5・5横浜大会で敗れた成宮がスヘイとリターンマッチ。武者返しで3カウントを奪いベルトを奪回した。マイクを持った成宮は「ベルト、獲り返すことができました。正直、自分が実力でスヘイより強いとは思っていません。まだまだ足りない部分ばっかりだと思ってます。それでも今日、このベルトに対しての想いの強さと皆さんの応援のおかげで、またこの腰にベルトを巻くことができました。」と観客に感謝。「シングルのベルト何回か獲ったことあるんですけど、防衛したこと1度もありません。だから喜ぶのは防衛してから。そしてこのベルト=成宮ってなってから喜びたいと思います」と意気込みを述べると、母親が熊本から東京まで初めて見に来てくれたことに対し、「30にもなって好き勝手やってるバカな娘を本当に見守り続けてくれる家族がいるから私はこうやってプロレス出来てるんだなと思うと、絶対にこのベルトがふさわしいレスラーになってやろうって、今このリングで改めて思います」と力強く語った。


『サバイバルシャウト IN 新木場』
◆5月17日(日)東京・新木場1st RING(12:00)
観衆120人


▼オープニング・ルーキーバウト・15分1本勝負
 藤ヶ崎矢子(9分26秒/ダイビング・ボディープレス→片エビ固め)小波
▼クラウン・オブ・コントロバーシー・15分1本勝負
 コマンドボリショイ&ライディーン鋼(10分7秒/反則勝ち)ラ・コマンダンテ&アレックス・リー
▼REINAサミット・15分1本勝負
 朱里&志田光(時間切れ引き分け)真琴&山下りな
▼REINA世界シングル選手権試合・60分1本勝負
 華名(4分41秒/変形卍固め)ヒタナ
※第3代王者が初防衛に成功。
▼CMLL-REINAインターナショナル選手権試合・時間無制限1本勝負
 成宮真希(12分38秒/武者返し)プリンセサ・スヘイ
※スヘイが2度目の防衛に失敗、成宮が第10代王者となる。