【結果】ディアナ10・26川崎 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】ディアナ10・26川崎


 10・5後楽園で不協和音が生じた暴走軍。セミファイナルでは堀田と青野がこれまで通りタッグを結成するが、対戦相手そっちのけで仲間割れに終始。最後はチェーンを手にした堀田のパンチをSareeeが青野に誤爆させると、すかさず丸め込んだSareeeが青野から3カウントを奪った。マイクを持ったサンは堀田に対し、「オマエより俺たちのほうが暴走軍に向いてんだよ。オマエ暴走軍にいらねぇよ! オメーなんか暴走じゃなくてただのワガママだよ」、青野も「今日で終わりだな」と言い放つ。堀田は「私は1人でも暴走し続ける」と返答し、暴走軍の決裂は決定的となった。
 続いてマイクを持ったSareeeは「暴走軍はどうでもいいですけど、自分は後楽園ホールでシングルのベルトに挑戦して負けてしまったんですけど、これからディアナを良くするには自分がベルト巻かなきゃいけないと思ってます。シングルのベルトもタッグのベルトも、全部自分が獲ってやろうと思ってます!」と宣言。Sareeeからタッグパートナーになることを要請されたジャガーは、「私も19歳のときにタイトルハンターと言われてきました。Sareeeが今の勢いだったら何が起こるかわからないです。技が足りなくても勢いっていう強さっていうのは1番あると思うので。ホントにSareeeに期待してますが、パートナーに選んで頂いて私も獲りたいと思いました」と受諾。Sareeeは「必ずジャガーさんとベルト獲って、ディアナをもっともっと盛り上げていきたいと思います! そして若手の人たちにもっと挑戦してきてほしいです」と抱負を述べた。

 メインイベントのW.W.W.Dタッグ戦は、試合が佳境を迎えたところで堀田が介入し、KAORU&下田をアシスト。机をぶつけられたレフェリーがダウンしている間に、下田が京子の脳天にイスを振り下ろし、KAORUが机の破片の上へエクスカリバー。最後はカカト落としで下田が京子を下しタッグのベルトを手中にした。さっそくSareeeが挑戦を要求すると下田とSareeeが張り手を応酬。下田とKAORUは12・23川崎市体育館で挑戦を受けると宣言すると、堀田と握手を交わして共闘を約束する。帰ろうとする堀田を呼び止めた京子は、大仁田厚から許諾を得て12・23川崎での実現が決定している電流爆破マッチの相手に堀田を指名。「私の中では1人しか頭にありません。金網もやりました。残るは電流爆破。最終舞台にふさわしい舞台じゃないでしょうか」と対戦を要求する京子に、堀田は「最終決着…つけようじゃねぇか」と応じた。


★Sareeeのコメント
 「勝つことができたんですけど、納得いく勝ち方はできなくて悔しいんですけど、自分はシングルのベルトにこないだ挑戦して負けてしまって(10・5後楽園、vs豊田)。でも自分が変わっていかないとディアナも変わらないと思うので、変えるには自分がベルトを巻くことだと思っているので。タッグのベルトも狙うことになったんですけど、ジャガーさんは自分と体格も近いですし動きもすごく速くて、1発1発の技の重みというのはすごいと思っているので、それを近くでもっと学びたいなと思ってジャガーさんにパートナーを今日お願いして、12月23日に川崎大会でタイトルマッチをすることが決定しました。(KAORU&下田について)いつもいつもバカにされて腹が立っているので、自分がベルト巻きたいと思います。自信はあります。ジャガーさんが隣りにいますし、気持ちでは絶対負けないと思ってます。(ジャガーが勢いを評価していたが?)いや、今なんかすごく自分の中で悩んでる時期なのかなっていうのがあるんですけど…でも、ディアナを変えたいっていう気持ちはすごくあります」


『川崎大会』
◆10月26日(日)神奈川・ラゾーナ川崎プラザソル(17:30)
観衆152人


▼15分1本勝負
 ライディーン鋼(8分52秒/カナディアン・バックブリーカー)田中盟子
▼20分1本勝負
 ラビット美兎(9分47秒/ダイビング・ボディープレス→片エビ固め)林小雪
▼30分1本勝負
 ○伊藤薫&藪下めぐみ(18分33秒/スパイラルボム→エビ固め)中島安里紗&●マスク・ド・サン
▼45分1本勝負
 ジャガー横田&○Sareee(16分45秒/堀田のチェーン攻撃誤爆→横入り式エビ固め)堀田祐美子&●青野敬子
▼W.W.W.D世界タッグ選手権試合・60分1本勝負
 KAORU&○下田美馬(18分38秒/カカト落とし→片エビ固め)●井上京子&渡辺智子
※第3代王者組が5度目の防衛に失敗、KAORU&下田が第4代王者組となる。