【結果】OZアカデミー4・24後楽園 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】OZアカデミー4・24後楽園

『決戦は水曜日!!』
◆4月24日(水)東京・後楽園ホール(18:30)
観衆787人


▽入場式


 選手を代表して加藤園子があいさつ。「今日は平日、そして雨が降っていて足元の悪い中、会場に集まっていただいてありがとうございます。今、私は崖っぷちです! 今日、アイツ(美央)に負ければ犬となり、今まで築き上げてきたもの、すべて失います。…絶対に這い上がってみせます! 見守っててください。最後まで応援よろしくお願いします」。


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▼30分1本勝負
 ○ダイナマイト・関西&豊田真奈美(14分45秒/スプラッシュ・マウンテン→エビ固め)浜田文子&●桜花由美


 桜花への顔面蹴りからカバーに入る関西だが西尾がカット。大きな声で気合いを入れた関西がスプラッシュ・マウンテンの体勢に入ると西尾が阻止しようとするも、関西は桜花を持ち上げたまま西尾にアイアンクローで絞め上げる。西尾がダウンすると、桜花を叩きつけた関西が快勝した。


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▼30分1本勝負
 カルロス天野(9分21秒/カルロスゴーン→体固め)里村明衣子


 デスバレーボムを関節技で切り返した天野はグラウンドで絞め上げるとカルロスゴーンを発射。里村のオーバーヘッドキックを両腕でブロックすると、仰向けの里村に倒れこみながらの頭突き。最後は助走つきの一撃を浴びせて天野が勝利した。


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▼条件付きシングルマッチ・30分1本勝負
 加藤園子(11分55秒/クーロンズゲート→片エビ固め)紫雷美央


 加藤が敗れた場合、美央の「犬」になるという条件マッチ。首輪を持参した美央は試合中にも加藤の首に巻きつけて攻撃する。しかしここで負けられない加藤は、介入してくる桜花をジャーマンで投げ捨てると美央に下から突き上げる顔面蹴り。最後はクーロンズゲートでとどめを刺した。マイクを持った加藤は桜花にシングルマッチを要求。「1人ずつつぶしていく」と息巻いた。


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▼ザ・ドレスアップワイルドファイト・ノールール 時間無制限1本勝負
 栗原あゆみ(20分15秒/裏投げ→体固め)尾崎魔弓
※コスチュームを着用せず自由なスタイルで試合可能。あらゆる反則を許可。決着は3カウントフォール、ギブアップ、TKOのみ。レフェリーが危険と判断した場合はレフリーストップの場合あり。


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 正危軍は有刺鉄線ボード持参で登場。両軍のセコンド同士も激しくもみあう中、栗原も尾崎も有刺鉄線のエジキとなる。栗原の顔面に赤い毒霧を噴射した尾崎は、有刺鉄線ボードの上にサンダーファイヤーパワーボム。栗原も裏投げでボードの上に尾崎を投げつけていく。意表をついた青い毒霧で尾崎の視界を奪った栗原が裏投げで3カウントを奪取した。


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★栗原のコメント


 「ホントにあの…試合前はメッチャ怖かったんですけど…。リングに上がったらそんなのは全部ぶっ飛んで、ホントに今日尾崎を倒さなかったら自分のプロレス人生、ケジメつけれないまま引退になったんで。ホントに今日は死んでも勝ってやると思って試合に挑みました」
 ━━尾崎に狙われ続けていたが。
 「人生でこんなに憎たらしいと思ったことがないというか、夜も眠れないぐらいムカついてムカついてしょうがなかったんですけど、でもそれがあったからすべて尾崎に対するムカつきだったりとか悔しさが、私の糧になったっていうのもあるんで。まったく感謝はしてないですけど、尾崎への気持ちが自分のパワーになったのは間違いないです」
 ━━尾崎とは決着はついた?
 「つきました! このあとまだ8月まで時間があって、尾崎とシングルはないかと思うんですけど、どっかで当たるのか当たらないのかはわからないですけど。もし当たるとしても全部勝って…でも今日で区切りがつきました。これで私の勝ち。完全決着つきました。いつも“これが最後でもいい”というぐらいの気持ちでリングに上がってるんですけど、こういう絶対に外せない試合というのがプロレス人生の中でもいくつかあって…今日の尾崎との試合も絶対に後がないっていう、そういう試合でした」
 ━━今後の引退ロードについて。
 「自分的には引退ロードというか、8月4日まで引退っていうのは決まってますけど、そんなの(引退ロード)一切考えてません。ただただホントにもう、8月4日まで上のほうへ上のほうへ上がっていくっていうことしか考えてないので。里村選手とのシングルもあるし、まだ闘いたい選手…文子選手。自分が勝ちたい選手っていうのがいるので。それは引退が決まったからって変わらないです」


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▼OZアカデミー認定タッグ選手権試合・30分1本勝負
 ○アジャ・コング&志田光(17分17秒/裏拳→片エビ固め)●中川ともか&松本浩代
※第17代王者組が初防衛に失敗、アジャ&志田が第18代王者組となる。


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 志田が中川にファルコンアローを決めるとアジャがダイビングエルボーで続く。中川がスキをついてアジャを丸め込むが、アジャもスクールボーイで中川からフォールを狙っていく。至近距離からカウンターの裏拳を叩き込んだアジャが3カウントを奪取。OZアカデミーへの継続参戦で苦杯をなめ続けてきた志田が、ついに結果を残した。


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 アジャ&志田がベルトを受け取ったところに栗原が現われ、「あなたに勝ちたい!」とアジャにシングルマッチを要求。「ベルト取った感傷にちょっとは浸らせろ」と言うアジャだが「引退の日にちが早まっても恨まないでね」と申し出を受諾する。続いてアジャからマイクを渡された志田は、「尾崎魔弓、出てこいやーっ!」と尾崎を呼び込み、対決を迫った。


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▼~THE WIZARD OF OZ~OZアカデミー認定無差別級選手権試合・60分1本勝負
 AKINO(15分7秒/フランケンシュタイナー)永島千佳世
※第13代王者が3度目の防衛に失敗、AKINOが第14代王者となる。


 3月にヒザを痛めた永島はこの試合が復帰戦。入場時に松葉杖を抱えて現われると、試合中も凶器として活用して攻め立てていく。正危軍のセコンドも永島をサポートするが、足を攻められると苦悶の表情に。松葉杖をハイキックで蹴り飛ばしたAKINOがフランケンシュタイナーで丸め込み、タイトル奪取に成功した。


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 マイクを持ったAKINOは勝ちどきを上げると「永島がチャンピオンでいてもOZはまったくおもしろくならなかった。そうじゃないの、みんな!? 自分がチャンピオンになったからにはOZをおもしろくする。OZの所属選手とはタイトルマッチを一切やりません!」と宣言。エプロンに姿を見せた天野が「OZのベルトなの! OZって書いてあるじゃん」と反論するが、AKINOは一蹴した。


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★AKINOのコメント


 「どんどん外の選手とやって、自分がおもしろいと思った選手をどんどんOZに連れてくるんで。ま、お客さんの盛り上がりが、見ていただければわかると思いますよ、これからのAKINO政権…。チャンピオンとして文体(9月15日)のメインに上がれるように。自分も言ったからには吐いたツバは飲み込まない。いつも有言実行で、そういえば最初の頃はクソ生意気で“世界一生意気な新人”と言われてやってきたので、初心に戻ってクソ生意気に暴れまくってやります。先輩なんてクソくらえ。以上です」


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