【結果】JWP4・7新木場 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】JWP4・7新木場

『Pure-violence road.6』
◆4月7日(日)東京・新木場1st RING(18:00)

観衆154人


▽欠場のあいさつ


 体調不良により欠場する阿部幸江が「来週の後楽園ホール大会を万全に迎えるために本日は欠場させて頂くことになりました」とあいさつ。本部席にてリングアナを務めた。


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▼15分1本勝負
 勝愛実(7分55秒/ダイビング・エルボードロップ→片エビ固め)ライディーン鋼


 キャリアで上回る勝が試合をリード。投げからのケサ固めで反撃を見せる鋼だが、勝はバックドロップからリバース・スプラッシュを2連発。最後はダイビングエルボーで3カウントを奪った。


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▼15分1本勝負
 KAZUKI(9分5秒/デス・バイ・ロドリック→片エビ固め)ラビット美兎


 コールを務めた阿部はKAZUKIの名の後に「with阿部幸江」と付け加え、リングサイドを走り回ってKAZUKIをサポート。大ラビストラルなど丸め込みであわやの場面を作り出すラビットはKクラッシャーをカウント2で返す粘りを見せるが、KAZUKIはリバース・スプラッシュ式のダブルニードロップからデス・バイ・ロドリックにつないで3・31板橋の借りを返した。


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▼20分1本勝負
 春山香代子&○倉垣翼(13分47秒/ファルコンアロー→片エビ固め)コマンドボリショイ&●川佐ナナ


 春倉を相手に当たり負けしない川佐はボディーアタックで2人を弾き飛ばすなど、気迫のファイトに会場から歓声が沸き起こる。しかし春山のギロチン、倉垣のムーンサルトを連続で浴びせられると、最後は倉垣がファルコンアローで叩きつけて勝利した。


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▼30分1本勝負
 ●中島安里紗&Leon(13分58秒/両者反則→無効試合)●堀田祐美子&青野敬子


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 中島が突っかかる形で開始早々から場外戦を展開。2度目の場外戦では凶器を持ち出す暴走軍に対し、セコンドの勝やラビットまでもが突っかかっていく。リング内にもイスを持ち込む暴走軍に、イスを奪い取った中島も堀田をめがけて振り下ろす。堀田と中島がチェーンを手に取っての殴り合いになるとレフェリーが何度も体を張って止めに入るが、2人とも収まらず両者に反則負けが宣告された。試合終了のゴングが鳴ってもチェーンを持った中島が堀田を殴り続け、セコンド陣が2人を引き離した。


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 マイクを持った堀田は「暴力女さん、本性を発揮したじゃねぇかよ!」と中島を挑発。さらに「猫をかぶってるのがだんだん出てきた。本性出せばいいんだよ! そのキレたものがオマエ中島安里紗じゃねぇのかよ? 14日はオマエの好きなルールでかかってこい。私も自分の持ってる暴走…オマエもピュアハート=暴走、見せてくれよな」と言い放つ。中島は「14日は私がアンタをきっちり迎え撃ってやるよ! 反則負けなんかねぇからな、覚えとけよ!」と返答した。


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▼JWPタッグリーグ・ザ・ベスト2013決勝戦・時間無制限1本勝負
 ○DASH・チサコ&仙台幸子(14分10秒/ウラカンラナ)中森華子&●モーリー
※十文字姉妹がタッグリーグ優勝。


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 タッグチームの決勝は2006年デビューの同期対決に。モーリーを捕らえた十文字姉妹は合体式の不知火から幸子がムーンサルトプレス、チサコがホルモン・スプラッシュを決めるがカウントは2。モーリーはランセットアーチでチサコを投げ捨てる。4人ともダウンする中、立ち上がって気合いを入れたモーリーだが中森のハイキックが痛恨の誤爆。幸子のサポートでモーリーに飛びついたチサコがウラカンラナで丸め込んでフォールを奪い、十文字姉妹がタッグリーグ優勝を果たした。


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 マイクを持ったチサコは「春倉倒すから見とけよ! 絶対ベルト獲るぞー!!」とアピール。これを受けて春山と倉垣もリングイン。春山は「バリバリだねぇ。アンタら“タッグのベルトに興味がない”って言ったよね? そんな奴らにベルトを巻く資格はない。春倉は最強だけど、タッグのベルトを巻いたらもっと最強。後楽園、楽しみに待ってるよ」と冷静に返した。


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★十文字姉妹のコメント


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 チサコ「同期とやったんですけど、もっと早く仕留めれるかなと思ったんですけど、やっぱり手強くて…。力強さをすごい…自分たちは小さいし危ないところもあったんですけど、もちろん春倉狙ってたんで勝つのは当たり前ですね」
 幸子「試合後のマイクでベルトに興味がないっていうの指摘されたんですけど、自分たちは春倉と対戦して勝つことに価値があると思ってるんですよ。ベルトを持ったからって強いとかじゃないんですよ。自分たちの目標は…」
 チサコ「倒してからのベルト。やっぱり自分たちは春倉と闘いたくてここまで来たんで」

 ━━春倉について。
 チサコ「自分たちにとってはすごい憧れというか、超えなくてはいけない壁だと思ってるし。すごい勉強してるし大好きだし、自分たちはプロレスが好きでプロレスラーになったんですけど、いまだにずっと春倉の試合は見てますよ。勉強してここまできて、やるのは夢ですよね。ここまで勝ち上がってきましたよ」
 幸子「憧れだからこそ追いかけれる」
 チサコ「マイクで“来いよ”って言ってくれて、すごいモチベーション上がりますし。それだけ相手にしてくれるんじゃないかな? って。楽しみにしてくれてるんじゃないですかね? 絶対勝ちますよ、ここまで来たら。仙台はやっぱり試合ないですから。こういうところに上がらせてもらってるチャンスはやっぱり絶対つかまないと…」

 ━━対策などは?
 チサコ「ずっと目指してたし、震災のときに来てからずっと春倉の2人に“練習教えてください”って言ってやってましたし。絶対超えてやるって思ってましたよ、そのときから。だから次はホントにチャンスなんです、自分たちにとって。絶対負けたくないですね…っていうか勝ちます!」
 幸子「今回は“試合をしてください”ってお願いに行くんじゃなくて、ケンカを売りに行きたいと思います」
 チサコ「春倉しか見てないですよ。絶対勝ちます」


★中島のコメント


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 「納得いかない最後だったんで…こんな最後はありえないし、14日はそんな結果は絶対ありえないですね。無差別級は今まで30分1本勝負だったんですけども、試合終わって会社と話して時間無制限でやります。時間切れとかもありえないので。完全決着ルールで3カウントかギブアップかTKO…それ以外の決着っていうのは絶対なしでやります。まだ終わったばっかりでアレですけど、きっちり決着をつけるようなもの(ルール)を作っていきたいと思います」

 ━━最後は我を失った?
 「そうですね…我を忘れるっていうか、あれも私ですので」

 ━━堀田から「本性」という指摘があったが?
 「本性も何も全部私だし。ピュアハートも私だし、バイオレンスガール(※中島のキャッチフレーズ)も私だし。そんなの堀田に私の何がわかるんだ? っていうことですよ。私を浅く見すぎだなと思います」

 ━━堀田とは体格差があるが。
 「そんなのはもともとわかりきってることで、特にそれをどうのこうの言う気はないし」

 ━━堀田が勝った場合、あのファイトでJWPに継続参戦になるが?
 「もちろんそうですけど、堀田が勝つなんてことはありえないし。答える必要もないですね」

 ━━凶器を使ってくると思われるが対策は?
 「自分で言ったからにはきっちり私も考えてるし、それを試合前に特に何を言う必要もない。14日に見てほしいって思うし、見にくればわかります」


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