【結果】WAVE7・27新木場 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】WAVE7・27新木場

▼WAVE7・27新木場大会試合結果
◎7・27(金)開場18:30・開始19:00 新木場1stRING
『weekday WAVE vol.51』
※観衆152人

1、テクニカル3WAVE(15分1本勝負)
GAMIvs山縣優vs中川ともか
(時間切れ引き分け)

技巧派ばかりを集めた3WAY。山縣が一人不利な戦況かと思いきや、中川が早速GAMIを裏切り、波乱の幕開けとなった。すかさずGAMIが「チームやろ!」とツッコむと、中川も「ですよね…」と仕切り直し。改めてハタナカヨウコで山縣にストンピング、延髄斬りを放っていく。ところがそのGAMIが、今度は中川を出し抜き、山縣に目突きからの首固め! 慌てて中川が阻止したものの、気の抜けない状況が続く。GAMIが場外で休んでいる間、リング上では中川vs山縣が繰り広げられる。中川が山縣を首4の字に捕らえると、すかさずGAMIが中川にフットスタンプ! ファンからのブーイングが飛ぶなか、セコンド・渋谷も調子に乗ってブーイング。それに気づいたGAMIは、試合そっちのけで渋谷をお仕置�
��にかかる。その後もGAMIは渋谷を気にしながら、中川にフットスタンプを連発。ファンのブーイングをアオリながら攻め込み、中川を戦線離脱させると、今度は山縣にロープ渡り。四方をまわったところで、復活した中川が山縣にミサイル弾! その弾みでGAMIも一緒に転落してしまう。ならばとGAMIが山縣をポキで捕らえると、そこに中川がCRBで加わっていく。2人の絆が戻ったかと思われたが、GAMIは中川をコーナーに登らせると、その間に山縣をポキで捕らえ勝利をかっさらおうとする。再び仲間割れするハタナカヨウコ。コーナーに登る中川にGAMIが雪崩式フランケンシュタイナーで追いつき、ストレッチボムで追撃。残り時間も少なくなり、3人入り乱れての混戦状態となると、引き分けのゴン
グが鳴らされた。

GAMI「まいど。お前らに物申す。渋谷! なんや! あのセコンドは! Boooって。『あ、Booo!』ってなんやねん。お前、後楽園で1分半で負けといて、ようそんなこと言えるな。『今日がんばります』? 当たり前やろ! いつ結果残した。ブログも一個もアップせーへんし、アップされたかと思えば水波の家でテレビ見てるし、お前の家はテレビもないんか。給料ちゃんとあげてるやろ! 貧乏くせーんじゃ、お前のイメージ! もっと桜花とか華名さんとかみたいに、リッチな雰囲気とかオーラとかまとえよ。腕キラキラしててもヒザの下がくすんどんのじゃ。今日のメイン、言ってないけど、負けたほう解散マッチにしようか」と、渋谷への怒りがユニット解散問題へと発展。

渋谷は「聞いてないです」と慌てるが、GAMIは「言ってないの。いま言った」と、急きょ決定した。

試合後、中川はGAMIのフットスタンプを「反則の域ですよ」と抗議するも、GAMIは「フットスタンプを得意技にします。それでそのうち渋谷に、いっぱいやります。ほなさいなら」


2、アイドルWAVE(20分1本勝負)
春日萌花×&藤本つかさvs○水波綾&川佐ナナ
※13分26秒、水波コースター→片エビ固め

春日とアイスリボンの藤本つかさが初タッグ結成! 「Catch The WAVE」中は、ブラックダリアブロックということもあり、黒のコスチュームで参戦していた藤本だったが、この日はノーマルバージョンで登場した。アイドルタッグらしく入場した2人は、リングに揃うとかわいくポーズ。それを見た水波も、川佐とカメラマンの前に立ちポージング…。アイドルタッグにビジュアルでも挑んでいく。試合はパワーの水波&川佐と、スピードで応戦する春日&藤本という内容。序盤は水波のパワーが先行するが、藤本が旋回式ボディーアタックで流れを変えると、サッカーボールキックで追撃する。続く春日もミサイル弾からのクリストで絞り上げたが、水波も堪えてエスケープ。さらに藤本の延髄斬りを挟んで、春日が�
��ィッシャーマンSHを敢行。だが、これはニアロープ。ならばと春日はセカンドロープ、トップロープからのフットスタンプを見舞ったが、これも水波がキックアウト。ここで川佐が春日&藤本にまとめてボディーアタックを放ちチャンスを作ると、トドメは水波&川佐のサンドイッチ式ボディーアタックからの水波コースターだった。


~インフォメーション~
GAMIによる8・26新木場大会の第2弾告知。前回の後楽園大会で、ゴーゴーカレーとのコラボが発表されたが、その一環で来場者全員にゴーゴーカレーで使えるトッピング券がプレゼントされることが決定した。

さらに水波プロデュースでは、復活ライスWAVEとして「ゴーゴー・イーティング・チャンピオンシップ~復活ライスWAVE~カレーの早食い競争」を開催。ワンコそば形式で何倍カレーを食べれるかを、謎のマスクマン・ゴーゴーカレーマンと競うことが決まった(全3選手で争う予定)。なおファンはこの勝者をトトカルチョ方式で予想。優勝者を当てた人のなかから、抽選で5名にゴーゴーカレーさんから何かが贈られるとのこと。

GAMI「8月26日は朝から晩まで、たった12時間です。お付き合いいただけたらものすごくうれしいと思います。みなさんよろしくお願いします」



3、ギャンブルWAVE 5対5シングル勝ち抜き戦(各10分1本勝負)
①△大畠美咲vs紫雷美央△
(時間切れ引き分け)
②△チェリーvs渋谷シュウ△
(時間切れ引き分け)
③×バンビvs華名○
(4分46秒、腕ひしき十字固め)
④○浜田文子vs華名×
(2分47秒、華名の腕十字を切り返す→エビ固め)
⑤△浜田文子vs栗原あゆみ△
(時間切れ引き分け)
⑥△桜花由美vs飯田美花△
(時間切れ引き分け)
※引き分け。

メインはブラックダリア(以下、BD)5人とホワイトテイルズ5人によるシングル勝ち抜き戦。試合は各10分1本勝負で行われ、相手チームを全滅させたほうが勝ち。なお時間切れ引き分けの場合は、両者失格となる特別ルールが採用された。まずはBDが入場。続いてホワイトテイルズがリングインする。結成後、はじめて5人揃ったテイルズだが、第1試合でGAMIが「負けたほうが解散」と仰天アナウンスしたため、これが最後になってしまう可能性も出てきてしまった。

先鋒は大畠vs美央。美央は大畠の大きな胸を意識しているようで、踏み潰したり、チョップを入れたり集中攻撃を浴びせていく。そして、フェースクラッシャーからキャメルクラッチに捕らえると大畠の胸をわしづかみ! 大畠もお返しとばかりに馬乗りになって胸を掴み返そうとするが、ツルリと滑って掴み返せず。あきらめてヘアホイップで攻めていく。劣勢の美央だったが、ホワイトテイルズ勢がカットに入り戦況を変えると、首4の字固め、カカト落とし、ぶら下がり式首4の字で反撃にかかる。大畠もBDのムチ攻撃で流れを変えるとミサイル弾&ダイビング・ボディープレスで攻勢に転じるが、残り1分の大事なところで桜花のビッグブーツが大畠に誤爆。結局、2人とも決定打を欠き、時間切れドローに終わった。

次鋒戦は、チェリーvs渋谷。序盤からバットを使った反則攻撃で試合を組み立てようとするチェリーに対し、渋谷はスタナー、串刺しエルボー、ノーザンライトSH、DDTと正攻法で切り崩していく。チェリーも場外戦で巻き返しに成功すると、渋谷にステップキック、逆エビ固めで絞り上げる。主導権を握ったチェリーはフロントネックロックで絞り上げるが、渋谷もロープ越えのスタナーで攻守を入れ替え、ミサイル発射。さらにダブルアーム・フェースバスターも見舞うが、チェリーもチェリートーンボムで応戦していく。チェリーのシャイニング・ウィザードをガードした渋谷がジャックナイフで丸め込むがカウント2止まり。お互い投げっぱなしジャーマンを放ったあと、この試合も両者失格に終わった。

中堅戦はバンビvs華名。華名は得意の蹴りでスタートダッシュを仕掛けるが、ロープに走ったところをBD勢のムチで妨害されてしまう。すかさずバンビ&桜花がダブルのビッグブーツを華名に決めると、バンビはムチを使った攻撃でバンビワールドを展開していく。さらに華名を場外に連れ出すと、BD勢、ホワイトテイルズ勢もぶつかり合う。先にリングに戻ったバンビだったが、見かねた美央がカウンターのニーリフトでアシスト。華名のチャンスを作ると、サンドイッチキックで加勢にわまる。しかしBDも、桜花のビッグブーツ、チェリーのバット、大畠のボディーアタック、バンビのFHと全員リレー。ならばと栗原がチンクラッシャーで割って入り、華名が飛びつき腕十字で応えてみせた。

勝敗が決まるやいなや飛び込んできたのは文子。前回、華名に敗れているだけに雪辱を果たしたいところ。文子はヒザ十字に捕らえたあと、イスで華名の足を強打。華名も飛びつき腕十字で流れを変える。脱出に成功した文子がスピンキックを放てば、華名はもう一度、腕十字を狙う。だが、これを読んだ文子が丸め込んで3カウントゲット。後楽園でのリベンジを果たした。

続いて、文子vs栗原へ。文子とのシングルを希望している栗原は開始早々、ジャーマンSHで攻め込む。エルボー合戦を挟んだあと、今度は文子がニールキック。栗原も低空ドロップキックでお返しすると、文子はムーンサルトプレスを敢行。これを栗原が剣山で迎撃していく。しかし、このとき文子は足首を痛めたようで、たまらず場外へと逃げ込む。テーピングを施した文子はイス攻撃で反撃開始。リングに戻ると、イスを抱えてのムーンサルトプレスを見舞ったが、ノーフォール。栗原も低空ドロップキックで攻勢に転じると、コーナーからのダイビング・ボディーアタックを狙うが、文子はドロップキックで迎撃。再び場外戦となり、今度は栗原が文子にプランチャ発射。ミサイル弾も見舞ったが、文子もスピンキックから、�
��サイル弾。栗原もガッツポーズで立ち上がり裏投げ! 2発目を嫌われると、丸め込みで攻めていく。文子もハリケーンドライバーからランニングキック、そしてスピンキックを見舞う。一方、栗原は裏投げ3連発でカバーにいくが、カウントの途中で時間切れのゴングを迎えた。

最後に残ったのは桜花と飯田。序盤は飯田がドロップキックで攻め込むが、桜花もジャンピング・エルボーアタックからビッグブーツであっさり形勢を入れ替えると、余裕の試合運び。飯田も河津掛けで一矢報いることに成功するが、すぐに桜花はストレッチマフラーホールドで絞り上げる。崩れるとブラディーEX。もう一度、ブラディーEXを狙ったが…今度は飯田も読んでいた。変形サーフボードクラッチで桜花の動きを止めた飯田は、ミサイルキックを狙う。これを交わした桜花がダイビング・ネックブリーカードロップ! だが、飯田も腕十字で形勢逆転に成功すると、今度こそミサイル発射。2発目もクリーンヒットさせ、フィッシャーマンSHへと繋げていく。ところが、ここでチェリーがバットで妨害、再び桜花にチャンスが
訪れる。ビッグブーツからのミサイル弾を発射させる桜花。飯田も関節技で攻勢に転じるが、今度は大畠にカットされてしまう。チェリーのバット攻撃、大畠のムチをかわしながら、桜花を丸め込もうとする飯田。残り15秒となり、桜花もようやくバックドロップで攻勢に転じるが、時すでに遅し。切り札のタイガーSHを放つ前に時間を迎え、ユニット対抗戦もドローに終わった。

試合後、大畠は「8月7日にBD興行あるじゃん。なんかさ、あっちズルくない? 雑魚2人まざってるけど、女子プロ界の人気トップ3入ってるじゃん。ねえ見て、こっち。平均的に人気ありますよ。でも、よーく見て、よーく考えると30台、30台、30台、30台…。若くてかわいいのが私だけっていうのが(ファンは「えーっ」の声)、えーっじゃねーよ! やっぱり、若くてかわいくて、おっぱいのサイズもかわいい美央ちゃん」と、サプライズ勧誘。

30台のブラックダリアたちの冷たい視線にたじろぐ美央だったが、大畠は「私がリーダーだから大丈夫。だってホワイトっていう柄じゃないでしょ。ブラックテイルズ的な?」と押し切り、今後美央はホワイトテイルズとブラックダリアの両方で活動していくことに…。

そこでGAMIは「今日、引き分けじゃないですか。解散かけましょうよ」と興行戦争を提案。これによりブラックダリア8・7新E木場大会と、ホワイトテイルズ8・8新木場大会の観客動員数をかけて、負けたほうが解散することとなった。

大畠「わかった解散ね。今日の引き分けの要因の桜花さん。アナタ誰に引き分けてたか、わかってる? 米粒の飯田ですよ。あんなのに引き分けるのって、足引っ張らないでね」と釘をさすと、桜花は憮然として引き揚げていった。


続いてマイクを握ったのは栗原。

栗原「ちょっと私事なんですけど、GAMIさん! 自分、波女になって、勝ったあとに浜田文子とやりたいと言ったんですけど、今日、シングルみたいな感じになったんですけど…」

GAMI「やったやん」

栗原「そうなですけど、そういうつもりではなく…ちゃんとしたシングルがしたいので、5周年とかでお願いしたいんですけど」

GAMI「どうぞ。そのかわり55分1本勝負でお願いします」と、8・26新木場大会での栗原vs文子が正式決定した。

最後はGAMIの「飯田! お前、勝ったも同然やからお前締めろ!」のひと言で、飯田がトリ。

飯田「がんばってリーグ戦3位の人と引き分けることができました。これでもまだホワイトテイルズのおまけでしょうか? おまけじゃないですよね! これからもホワイトテイルズでがんばっていきますので応援よろしくお願いします。ホワイトテイルズ解散してほしいでしょうか?」

美央「ホワイトテイルズ解散してほしくないですよね?ってことです」

飯田「なので、8日はホワイトテイルズ見に来てください。本日は誠にありがとうございました」

★試合後のコメント
ーー5人そろってはじめての試合だが。
華名「やっとこさじゃない?」
美央「対談とかしかしてないのにね。初の試合でしたけどね」
渋谷「みんながそろうのは、はじめてです」
華名「凶器はないんじゃないの? アレありなの?」
渋谷「試合がスムーズに進まないのでね」
美央「飯田しゃべれ。ドローですけど、飯田が大きいんですよ。ホワイトテイルズにとっては。ホワイトテイルズのなかでも米粒だか言ってごめんね」
華名「ウチら言ってないから、美央が言ってるだけだから」
美央「そういうこと言ったほうが面白いかなって思って言ってたんですけど、今日からお漬物じゃないよ。前菜かな。フルコースでいったらどれがいい?」
栗原「アレだよ。食前酒」
渋谷「発酵しちゃったね」
美央「米から発酵しちゃった。さすがお前できる子やね」
渋谷「明るいよ、ホワイトテイルズは」
美央「シブちゃんもね、がんばったよね」
渋谷「私は今日ダメ。バットババアと引き分けだったので」

ーー興行で解散をかけることになったが。
華名「っていうか美央はなんなの?」
美央「違う違う、(BDに)行ってはないですよ。違うねん、私ってどこの団体でも空気読んでがんばって仕事しちゃうじゃないですか」
渋谷「解散しません、ホワイトテイルズは!」
美央「私がしゃべってたんだよ。私のような中間がいることによって『美央、取られるんじゃないか』って、切磋琢磨しない? (不満な様子な飯田に向かって)グレーが嫌なら勝ってホワイトにしろよ。次もがんばれよ!って責任転嫁してみた。まだ裏切ってない。いま私はどっちの男もいい男っていう感じ。牛乳とコーヒー、どっちがいい?って。カフェオレになる私を、もしイヤだと思うなら、一緒にがんばって私をミルクにして。ダリアがほしかったらコーヒーにしちゃうから、そういうこともかかったら、みんな切磋琢磨するやん。前向きに見て、私のことは保留にしてて」
栗原「わかった、お客さん入れよう」
美央「ホワイトテイルズは私がまとめないと、まとまらん。ここは私がしっかりするから、みんなは早く興行でやりたいカードを言ってくれ」
栗原「言った」
華名「あれ、美央にやらないきゃいけいの?」
美央「そうだよ。メールしたやん」
栗原「満員にしよう、超満員!」
美央「ということでみなさん、ホワイトテイルズを見に来て、ブラックは気が向いたらでいいです」

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