【結果】レイナ2・25江戸川区 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】レイナ2・25江戸川区

『REINA 27』
◆2月25日(土)東京・東部フレンドホール(19:00)
観衆135人
 
▼ルチャ先生に若さで対抗!?20分1本勝負
 ルナ・マヒカ(9分15秒/クルセター・ラ・ピエンナ)飯田美花


 マヒカの老獪な試合運びにほんろうされる飯田だが、ミサイルキックから河津落としにつなぐと初公開の裏十字固めで追い込む。しかしトップロープからのミサイルキックをかわされてしまうと、今度はマヒカがミサイルキックを発射。手足を固める変形のマフラーホールドで飯田からギブアップを奪った。


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▼ムチ対プロティン・ボトル武器対決20分1本勝負
 ケリー・スケーター(7分28秒/スモールパッケージ・ホールド)バンビ


 一方的に攻め込むバンビに対し、逆エビ固めを決められたケリーはうつぶせ状態のままプロテインを摂取。脚力でバンビを跳ね返すとショルダータックルから肩に担ぎ上げて投げ捨てる。バンビがフェースバスターからシャイニング・ウィザードを放って押さえ込むが、クルリと体勢を入れ替えたケリーが逆転勝利を飾った。


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▼どちらがセクシー戦士か決定!?20分1本勝負
 ジュビア(11分7秒/アレ・ハンドリーナ)石橋葵


 アームホイップの応酬などルチャスタイルの攻防から、ジュビアがコーナーへの串刺しラリアット。石橋はクロスボデイーの連発から足を固めていく。トップロープからのクロスボディーに続き、前後からサッカーボールキックを叩き込んだ石橋は助走つきのジャンピングハイキックを決めるがジュビアはカウント2でクリア。ジュビアはゴリースペシャルの体勢から尻もちをついて石橋の両ヒザをマットに叩きつけると、うつぶせにした石橋の上に乗る体勢で両手足を固めてギブアップを奪った。


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▼大型コンビvs CMLL司令塔&ジュニア王者30分1本勝負
 下田美馬&○シルエタ(18分23秒/ジャベ・ロ―サ・セントーン→エビ固め)堀田祐美子&●沙耶


 アマンダ・ルーカス戦から1週間が経過した堀田は、顔に大きなアザを残しながらの試合出場。ローキックから下田の腕を極めにかかると、場外戦に繰り出していくなどいつも通りのファイトを展開していく。沙耶のダイビング・セントーンをかわしたシルエタはひねりを加えたムーンサルトプレス。堀田の掌底が沙耶に誤爆するとシルエタが沙耶を前方に抱え上げ、尻もちをつく形で叩きつけて勝負を決めた。


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▼TLW認定インターナショナル女子王座選手権試合60分1本勝負
 上林愛貴(16分11秒/ストラングルホールド)コートニー・ラッシュ
 ※初代王者が3度目の防衛に成功。


 長身のコートニーは上林を挑発しながらロックアップに誘うと、滞空時間の長いサイドバスターからグラウンドへ。豪快なスープレックスを連発すると、コーナー最上段からクロスボディーを浴びせていくが上林は執念のクリア。カウンターのSTMから反撃を開始した上林は丸め込みの連続でフォールを迫ると、最後はストラングルホールドでギブアップを奪い王座防衛を果たした。


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★試合後のコメント


 上林「(コートニーについて)技がそんなにいっぱいあるわけじゃないんですけど、やっぱり背が高いので1発1発の重みがホントにすごくて、あんなにデカイ人と当たること最近なかったんでけっこう(体に)染みましたね。スタミナを奪うのが上手いのかなっていう…いやらしい感じがしました。今後も未知の外国人とやりたいなっていう、自分の中で目的意識を持って防衛することによって(価値を)高められると思っているので、外国人選手とやっていきたいと思ってるんですけど、今回は強敵でしたね。いるんだなこういう人、っていう。発掘したいですね。インターナショナル色の濃い団体、男子も女子も含めて外国人が1番数多く来日してるし、いろんな国の注目も浴びれると思うんですよ。厳しいプロレス界の中で生き抜いていくには、そこを強くしていかないといけないので、そこを楽しんでもらえたらなって。その中で日本人の居場所もきっちり作っていかなきゃなと思ってます」


 コートニー「上林はとても強いチャンピオン。小さいと思ってたけどこんなに強いと思わなくて、とても難しい試合でした。(日本で2試合を終えたが?)最初の試合はタッグマッチでしたが、ものすごくペースが速くて驚きました。中川のスピード、今日の試合は上林が強い! という感じが1番強かったです。(日本にはいつまで滞在する?)3月6日に帰るのであと1試合です。(日本について)寿司とうなぎが好きです(笑)。昨日は原宿に買い物に行きました。あとディズニーランドに行く予定です」


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★堀田のコメント


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  ━━アマンダ戦から1週間が経ったが骨折などは?
 「ないです。全部調べたらなかったです。負傷はないんだけどもヒジがちょっとやっぱり…極められたところは痛いですけど、あのときはもう完璧に取られちゃんた状態だったので、これ以上ガマンしても…っていうか、今後のことを考えて。もう無理だなと思ったときにタップはしたので、そこまで腕が使えないという状態ではないので」


 ━━今後も格闘技戦に挑戦する?
 「う~ん…それは考えてますね。結果は負けてしまったんですけども、後輩にメッセージ的なものをね、送りたかったというか。プロとして女子プロレスラーとして自分の自覚というかな。今の時代っていうのはやっぱり抜かされるとか自分の立場とか、女子プロレスラーに危機感というものがないんじゃないかなっていうことを感じたりとか。自分も女子プロレスラーの1人であるならば、そういう意味でもね。闘いにチャンレンジしたわけであって。いろいろ会う後輩たちに“すごいです”とか“そういう先輩がいて良かった”とか、そういう声をもらうことが私はすごく…負けて悔しかったし、試合をやる前は“負けちゃいけない”って、ただそれだけを思ってたんですけど、終わったあとに“人を勇気づけることができたのかな?”ってすごく良かったなっていうのが、いま思うことですね。再戦っていうのは考えてます。だけど、それ以上のことが必要であって、いま以上の努力、覚悟をしなくちゃいけない。次やるときは勝たなくちゃいけないし。やり抜くことっていうか、やる宿命に…。私がこれをやった以上は“次、やります”って言葉を言わなくてはいけないんじゃないかなと。不可能なことっていうのは絶対にないし、可能にしたことで評価を得たり、みんなの考え方、接し方が変わったりとか。私が何かをやることで変わることであればね。“どうせ勝てない”とか思われるかもしれないですけど、私はやっぱりもう1度チャレンジをしたいなと思ってます。指導してくれた先生たちにも話して、それに向けて頑張りましょうと。45歳の今、体力的にもどうなのか? とか、1人では決められないこともたくさんあったりとかなんですが、まだまだ可能性っていうモノもあるし。(昨年の夏に右の)ヒザを手術して、両足がもう悪い状態で、ホントにもう去年の夏からリハビリ状態で、いまこうやって格闘技戦をやったことってすごいことだと。2ヶ月のトレーニングでやってきて、これから半年~1年かけてかわからないですけど練習したときにはどれだけ実力が上がってるか? 楽しみであり“まだやるの?”って言われても、やってみようかなって。そういう人がいてもいいんじゃないの? って思ってます」


 ━━プロレスの試合は2週間ぶりだったが。
 「そうですね。う~ん…プロレスと格闘技の闘いは違うんですが、テンションが上がってなくちゃいけないんですが、自分でもなんかリングに上がったときにあれよあれよ、で終わってしまったという状況で、何もできなかったなと正直思いますね(苦笑)。私はプロレスラーだからプロレスでそれを表さなきゃいけないし、後輩に対してとかレイナに対してとか、そういうことをもう1度再確認して指導していかない限りこのままではきついなと。女子プロレスを盛り上げたくてそういうチャレンジをしたので、指導のほうにも専念していかなくちゃいけないし、自分もやんなくちゃいけないし…これからまた大変ですね。でも頑張ります」