【結果】Joshi4Hope2・22新木場 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】Joshi4Hope2・22新木場

『Joshi4HopeIII』
◆2月22日(水)東京・新木場1st RING(19:30)
観衆153人


▽入場式


 選手を代表してマイクを持ったケリー・スケーターは、「ウェルカムトゥー、ジョシ・フォーホープ!! 楽しんでください! アリガトウゴザイマス」とあいさつ。続いて映画『ザ・トーナメント』の宣伝部長に就任した栗原あゆみが、25日に銀座シネパトスで舞台挨拶することを改めて報告した。


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▼20分1本勝負
 Ray(11分24秒/ムーンサルトプレス→片エビ固め)飯田美花


 気後れして精彩を欠く飯田はミサイルキックからグラウンドでの卍固めを極めるが決め手とならず。Rayはアゴをえぐるような強烈なソバットを叩き込むと、最後はムーンサルトプレスでとどめを刺した。


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▼20分1本勝負
 ○桜花由美&コートニー・ラッシュ(16分0秒/ブラディーEX)中川ともか&●ケリー・スケーター


 中川とケリーは入場時にキャップをかぶって笑顔でガッツポーズ。初来日のコートニーに合体式のドロップキックから、ケリーが中川を持ち上げてケリーの上に投げつける。桜花とコートニーもダブルのビッグブーツから手を握り合ってエルボーを落とすなど好連係を披露。コートニーは投げっぱなしのジャーマン、コーナー上の中川を捕らえると肩の上に担いだ状態から後ろに叩きつけるなど得意のスープレックスを繰り出すと、最後は桜花がネックハンギングボムからブラディーEXで絞り上げてケリーからギブアップを奪った。


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▼SHIMMERタッグ選手権試合20分1本勝負
 ○浜田文子&栗原あゆみ(14分40秒/APクロス→片エビ固め)●松本浩代&大畠美咲
 ※第5代王者組が4度目の防衛に成功。


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  前王者でもある3S(松本&大畠)は久々のタッグ結成ながら、序盤から早くも松本が大畠を背負ってのニードロップを決めるなどブランクを感じさせない連係攻撃。栗原と大畠はエルボーやジャーマンを応酬して意地を張り合う。文子が松本にフライング・ニールキックを放つと、栗原がロープ際での低空ドロップキック、さらに文子がムーンサルトプレスにつなぐが、これを凌ぐと大畠の逆打ちから松本がバックドロップ。コーナー上の文子を捕らえた松本はライガーボムを炸裂させるがカウントは2。追撃を狙う松本にダイビング・ボディーアタックを浴びせてカットした栗原は、文子を踏み台にしてのネバギバ(スタンディング式ニードロップ)。文子がライガーボムからスピンキックを叩き込むと、栗原が裏投げでアシスト。最後は文子がスピンキックからのAPクロスで松本を下し、王座防衛を果たした。


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 マイクを持った栗原は文子に対し、「文子さんと日本でこのベルト防衛したんで、文子さんアメリカ遠征…一緒に行って防衛しましょう」とアピール。客席に向けて「アメリカで防衛して、また持って帰ってきたいと思うので、そのときは応援よろしくお願いします」と締めた。


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★文子&栗原のコメント


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  文子「なんかお客さんが厳しかったね」


 栗原「やっぱ外国のベルトを日本で防衛戦していくってすごい難しいことで…これもアメリカの団体のベルトなので、なかなか日本でお披露目できなかったんですけど。厳しい状況の中での…」

 文子「でもありがたいですよね。少ないお客さんでも足を運んでくれる。ウチら勝ったんですけど、負けても勝っても日本で見せれるのは素晴らしいことだと思うんで。3試合しかない大会ですけど全選手頑張ってくれるし、アメリカの選手も呼んでね。やれることって素晴らしいことなんじゃないですか。もっともっとフリーの選手でも団体の選手でも上がれる場所だと思うので、いい選手もこれるんじゃないかなって。もっともっと広げていきたいですね」


 ━━対戦相手について。
 文子「自分は松本とは初めてなんですけど、アメリカではあの2人が組んでるのを見てるし、当たりたいと思っててこうやって当たる機会ができて。…なんか今日、緊張してたのかわかんないですけど、もっと来てほしかったっていうのがあって。いい選手だと思いますよ。これからじゃないですか」


 栗原「同世代の相手2人だったので、ホントに自分とか松本・大畠とかがこうやってメイン張って1番盛り上げてかなきゃいけないし、今日は3試合しかない中でメインがタイトル戦でお客さんに満足して帰ってもらいたい気持ちがあって、お客さんがどう思って帰ったのかわかんないですけども。何回でも当たって、もっともっと熱い試合して…」


 文子「日々勉強ですね」


 ━━日本人同士でのタイトル戦だったが。
 文子「自分も、たぶんアユミもそうですけど、どこ行っても気持ちは同じだと思いますよ。それに関してお客さんがついてこれなかった部分があるかもしれないけど。自分たちの勉強不足ですよね。どのベルトでもお客さんを盛り上げていかないと。自分たちまだまだ勉強していかないといけないなっていうのが。ベルトというのはすごい大事なものなんで、どういう気持ちで守っていくのか? このベルトをアピールしていくのか? 勉強不足っていうのは自分でも感じたし、相手に火をつけなきゃいけないのは自分たちなんで」


★松本&大畠のコメント

女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  大畠「やっぱり自分たちのほうが先に獲ってて、自分たちで持ち帰ることができなかったっていうのが、すごい悔やんでたところだったので…。取り返して日本に限らずいろんなところで防衛戦していきたかったんですけど…。でも、久しぶりに(松本と)組んだからっていうせいにはしたくないです」


 松本「向こうで私たちベルト獲ってたんですけど、SHIMMERっていう名前は徐々に知れ渡ってたかもしれないんですけど、実際はどういうものかも知らないと思うし、今回日本で防衛戦っていうことでアメリカでの私たちを少し知ってもらういいチャンスだったかなとは思うんですけど。3Sで組むのも久々だったんで、いいきっかけにしたかったんですけども獲れなく残念に思います。ただ私今回、浜田文子と初めて闘ったんですけど、誰がどう見ても素晴らしい選手…浜田文子の目に私はどう映ったのか。今回取られてしまったんですけども、私はまだまだ闘いたいと思うし、そのために私がもっともっとチカラをつけなきゃいけないと思うんですけど、いまグイグイと調子上げてきてるので、またぜひ、シングルで闘ってみたいなと思います」


 ━━王者チームは「もっと4人でいい試合ができたのでは?」と言っていたが。
 松本「私たちにとっていい試合っていうのはまず…負けた時点でどうこう言えるアレではないですけども…」


 大畠「自分の気持ちとしては今回はベルトを獲ることが目的だったので、いい試合を見せようっていうのは第一には置いてなかったです。第一はベルトを獲るっていうことだったので」


 ━━王者チームの印象は?
 大畠「う~ん…違和感? なんか結局、どっちかの力が強いじゃないですか。批判するわけじゃないですけど、栗原さんがベルト持ってたっていったら田村さんと組んでたりとか。相手の力が強いってなると、頼ってるわけではないですけど。なんだろうなぁ…おもしろくない。自分たちが持ってたほうが、もっと絶対おもしろいと思います」


 ━━このチームで再挑戦したい?
 松本「はい! もちろんチャンスがあればどんどんどんどん食いついていきたいと思いますし、いい試合できなかったっていうのは向こうにも非があったと思ってるからそういうこと言うんであって。向こうももっと高めてこいよ! って思いますね。もっともっとやりたいです」