【結果】『高円寺フェス』11・12高円寺 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】『高円寺フェス』11・12高円寺

『高円寺フェス』
◆11月12日(土)東京・高円寺北口駅前広場(12:50)
観衆未発表


 今年で5年目を迎える高円寺のお祭りにエスオベーション、ディアナが参加。中野のぶるちゃんも出張売店を開き、オープニングではブル中野がリングに上がり引退興行をPRした。


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▼第1試合

 成國晶子(体固め)ピヨタマスク・ルチャ・ポジート


 ゴールドキッズの子どもたちを多数引き連れて登場した成國は、タックルや切れ味鋭い投げを披露。1人ぼっちのピヨタマスクは場外を歩き回ってイケメンのパートナーを探し回るが見つからない。成國の合図で子どもたちがリングに上がると1人ずつピヨタマスクを攻撃。最後は成國の長女がコーナー2段目からのボディーアタックを浴びせると、全員で押さえ込んで3カウントを奪った。


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▼第2試合

 アジャ・コング(ダイビング・エルボードロップ→体固め)松本浩代


 逆水平チョップの応酬からアジャが松本の鼻に手をかけて笑いを誘うと、松本は会場に“かわいそう”コールをあおる。アジャのバックドロップを受けた松本は同じくバックドロップでやり返すが、パワーボムの体勢から持ち上げられず。アジャは強烈な張り手から垂直落下式ブレーンバスター、最後はダイビング・エルボーでとどめを刺した。


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▼メインイベント

 ○伊藤薫&青野敬子(スパイラルボム→エビ固め)井上京子&●Sareee


 京子と伊藤のラリアット合戦は京子に軍配。しかし変形のチョークスラムで叩きつけた伊藤がトップロープからのフットスタンプを突き刺すが、2発目は京子が雪崩式のブレーンバスターで切り返していく。Sareeeがダイビング・ボディープレスからミサイルキックを連打。京子も伊藤と青野を2人まとめてのラリアットで追い討ちをかけるが、Sareeeのミサイルキックが京子に誤爆。Sareeeの回転エビ固めをヒップドロップで押しつぶした伊藤は、横回転を加えたライガーボムで豪快に叩きつけた。マイクを持った京子は「今年旗揚げしたばかりのディアナという団体です。これからも応援してください。お祭りはまだ始まったばかりです。盛り上がっていきましょう!」と最後を締めた。


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★京子&Sareeeのコメント


 京子「久々のオープンだったので私は楽しく試合できました。…が、なかなか勝てないので残念(苦笑)。やっぱ試合は勝たないとダメですね」。


 Sareee「毎回毎回反省点があるんですけど、ぜんぜん反省がなくなってないので、もっと練習しなきゃいけないなって思います。もっと頑張ります」。


 京子「(高円寺フェスについて)試合はこれで終わってしまいましたけれども、熱い闘いがあるので…(笑)。今日これから山形にブランド米の『つや姫』のおにぎり、あと『玉こんにゃく』っていう山形の名物があるので、それを売りたいと思いますのでまだまだ頑張ります!」。


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★ブル中野のコメント


 「(アジャvs松本について)たぶん今日の形式を考えて、お客さんの反応を見て試合してたと思うので素晴らしいなと思いました。やっぱり会場でやるのとこういう所でやるのはぜんぜん違うので、それに合わせて試合をしていたと思います。(伊藤について)体重は落ちてるんだろうと思うんですけども、その甲斐があって動きは少し機敏になってると思うんですが、まだぜんぜん達していないのはもちろん当たり前で…まだまだですね。ただ、フットスタンプをやると初めてプロレスを見るお客さんでもすごく沸くんで、自分のいいところをどんどん伸ばしていくように。あと、動きがもう少し機敏になればいいなと思います。(Sareeeについて)試合がワンパターンですね。もうドロップキックで反撃するのかナックル(=胸板へのエルボー)でやるのか、そのくり返しなんで。もっと考えなくちゃダメだと思います。ただガムシャラになってるだけで今15歳だからそれでいいかもしれないけども、それプラスもっと頭を使わないとダメだと思います。もったいない」。


 その後、15時30分ごろより行われたZERO1の試合もブルは本部席から観戦。終了後、1・8引退興行に参戦する日高郁人、橋本大地とともにコメントした。


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 日高「新崎さんやウチの社長(大谷晋二郎)、西村さんはブルさんの現役時代に馴染みが深いというか、ウチの社長はWCWでミックスドタッグマッチを初めてやったっていう、そういうお話を聞きまして、そういった先輩方が出られる中で自分もカードに名を連ねさせて頂いたのは非常に光栄です。自分も豊田真奈美さんが地元・益田市出身の先輩ということもありまして、全日本女子プロレスさんの大先輩でレジェンドであられるブルさんの引退試合、素晴らしい大会にしたいですし、カードにただ名を連ねさせて頂いて良かったではなく、いい試合をしてブルさんに“日高を出して良かった”と言って頂けるように精一杯やりたいと思います」。


 大地「ホント正直な話をしてしまえば男子も女子も、ZERO1しか…父親が居た場所しか見てこないで育ってきたので、女子なんてほとんど知らないでデビューしてしまったんですけど、中学生ぐらいのときからセコンドなどのお手伝いをしてきて、やっぱりファンの方からも同じ仕事をしてきてる仲間からも、1番多く聞くのが“ブル中野さんを知ってるか?”という話で。DVDで少し見たことがあるんですけど、女の子の試合なのかな? っていうぐらいすごい試合で…伝説と言われる方の引退試合に出させて頂けてすごい光栄です」。


 ブル「(大地に期待するところは?)昔の私のファンの方に橋本選手の試合を見て頂いてやっぱりお父様と2代目っていうことで、すごく偉大な存在で壁があると思うんですけども、ホントにプロレスファンの方って長い時間ずーっと応援してくれてるし、ファンの人を裏切らなければずーっとファンでいてくれるっていうのは、試合をしていく上でその人たちの心を引き止めておいてほしいなって思いますね。すごく期待しています。大谷さんが選んだ選手なので信用していますし、いい試合をしてください」。