【結果】JWP11・2横浜 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】JWP11・2横浜

『Road to JWP20th.15』
◆11月2日(火)神奈川・横浜にぎわい座B2階のげシャーレ(18:30)
観衆118人(満員)
 
▽ボリショイ欠場挨拶
 
 試合前にコマンドボリショイがリングに上がり、欠場の挨拶。「本日はご来場ありがとうございます。私コマンドボリショイは約10年ぶりくらいに欠場することとなってしまいました。やろうと思えば何とか試合はできるかも知れないんですけど、今は受け身を取ると足が麻痺するという状態です。本当に走ったり、お酒も元気に飲めるんですけど、腰の神経の近くにある靱帯が骨化して、神経を圧迫するという胸椎黄色靭帯骨化症という病気だったんですけど、これは骨に当たってる部分を手術することで、またプロレスができるということなので手術することにしました。必ず元気になって、みなさんに安心して試合を見てもらえるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。私が欠場してる間もJWPの選手は、私がいる時以上に頑張ってくれると期待したいと思います」。
 
 ボリショイが出場する予定だった試合について話を始めると、春山、倉垣、KAZUKI、モーリーが代役に名乗りをあげる。ボリショイは「ここは一番若そうなモーリーに」と決める。春山が同じだと訴えるも、モーリーは「気持ちも見た目も自分の方が若い」と言い返し、モーリーが川佐と組むことが決まった。
 
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▼ムーン瑞月復帰戦10分1本勝負
 米山香織(3分37秒/逆片エビ固め)ムーン瑞月

 
 1年ぶりの復帰戦となるムーンだが、足を引きずりながら入場。モンゴリアンチョップやエルボーで積極的な攻めを見せるが長くは続かず、セントーンからの逆片エビ固めでギブアップした。
 
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▼蒼星杯ブルースターカップ公式リーグ戦15分1本勝負
 <6点>ラビット美兎(5分39秒/ラビストラル)レイディ・アフロディータ<2点>

 
 2戦2勝と好調のラビットがアフロディータを迎え撃つ。吊り天井に捕まってもドロップキック連発でやり返し、ブレーンバスターで投げられても同じ技で反撃してミサイルキックを見舞った。ダイビングボディープレスをかわしたラビットが丸め込みへ。エビ固めの攻防からラビストラルでフォールした。リングから出てけとばかりにアフロディータを蹴り落とそうとするなど、ふてぶてしさを漂わせたラビットが6点で単独トップとなった。
 
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▼20分1本勝負
 モーリー&○川佐ナナ(12分50秒/ダイビング・ボディープレス→体固め)阿部幸江&●masu-me
 
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▼30分1本勝負
 春山香代子&○倉垣翼(12分55秒/ラリアット→片エビ固め)KAZUKI&●モーリー
 
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▼スペシャル6人タッグマッチ30分1本勝負
 ヘイリー・ヘイトレッド&米山香織○&木村響子(23分28秒/ビッグブーツ→片エビ固め)●Leon&中森華子&大畠美咲

 
 木村が加わり3人となった米山革命軍と、この試合から3人のユニット「ラブドライド」として本格的に活動を始めるLeon組の対戦。木村vs中森、ヘイリーvsLeon、米山vs大畠と攻防が続き、中森、大畠、Leonと場外3連弾を浴びた米山組が劣勢に。米山がLeonのフェースバスターに中森&大畠がフェースクラッシャーで加わる合体攻撃を浴びた。木村が中森を攻め立てて形勢逆転するも、トリプルドロップキックから大畠に痛めている左足を攻められて悲鳴をあげる。木村は大畠のフロントネックロックをブレーンバスターで投げてヘイリーとチェンジ。ヘイリーはぶら下がり式腕ひしぎ逆十字固めを仕掛けた大畠を腕力だけで持ちあげパワーボムでたたきつけた。しかし、大畠は手を離さず、腕固めに移行する。中森は雪崩式ドラゴンスクリュー、マフラーホールドでヘイリーの足を攻撃した。ヘイリーは中森へのダブルアームスープレックス、ジャーマンで逆転。米山がランニングニーを放ち、バックドロップ、ローリングソバット。中森がハイキックでやり返すと、Leonが米山&木村にまとめてスピアー。さらに米山にマッドスプラッシュを浴びせた。ヘイリーがLeonにラリアットを見舞うと、米山がロールスルージャーマン。首固めの攻防からLeonがそのままキャプチュードバスターで持ちあげるも、米山はDDTに切り返して木村とタッチ。ビッグブーツを浴びせ、ヘイリーと合体のパワーボムを決めた。ラブドライドの3人攻撃で劣勢を強いられた木村だったが、ヘイリーのラリアット、米山の延髄ランニングニー、木村のネックハンギングボムとLeonに畳みかける。中森のハイキックからLeonのキャプチュードバスターを浴びてしまったが、またもヘイリーがラリアットで助けに入る。米山が中森&大畠をまとめて不知火。最後は木村とLeonの2人となると、ビッグブーツ、スピアーを交互に打ちあう。最後はヘッドバットからビッグブーツで木村が勝利した。
 
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 木村「米山革命軍勝ちました。お前ら何だ? ラブラドール何だ? お前ら、何で今日負けたかわかってる? 特にLeon。何で私に負けてんの? 何で負けたかわかる? わかんないですよね。相変わらずLeonさんは昔からこう(真っ直ぐ)ですからね。私は米山さんのために米山革命を手伝ってるわけじゃないんですよ。勘違いしてる人も多いと思うんですけど。米山さんが何で米山革命をやっているか。いろんな理由があるけど、一番核の何で? って部分、自分はひとつ答えにたどり着きました。米山さんは自分たちの未来のために米山革命をやってると思います。自分のためだけにやるなら、引退間近になんてやらないですよね。未来のための米山革命ですよね。そう思ったから(自分も)米山革命やってます。お前ら自分たちのユニットとか、自分たちのことしか考えてないんだよ! だから、今日負けたんだよ!」
 Leon「こっちだってな、いろいろ考えてやってるんだよ! お前にな、私の気持ちがわかるか?」
 木村「私もわからないけど、お客さんもみんなわからないよね? お客さんにわかってなければ意味ねえだろ! 伝える試合をしてねえだろ!」
 Leon「わかったよ。この落とし前、お前とシングルしてやる。今までにない怖いLeonを見せてやるから覚悟をしておけ!」
 木村「だからさ、いろいろ考えているヤツってさ、こういう時にすぐ“次シングル”とか言わねえんだよ! でも、私ははっきり言ってLeonのこと、何も怖くねえよ。怖くないからやってやるよ。せいぜい次のシングルまでにな、この試合を頑張って盛り上げてくださいよ。そうじゃなきゃやる意味ねえだろ?」
 木村が1人で先に退場。
 米山「悔しかったら、何か言って帰れば?」
 Leon「あんなやつに言われる筋合いはないんだよ。私だってJWPを変えたい。お前が引退してからのこと、私だってずっと考えてる。だから今、自分は変わらないとって思ってます。その木村との試合で、私のこれからの覚悟を見せるんで、みなさん期待していてください」
 ラブドライドが退場。
 
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 米山「はい、本日はご来場ありがとうございました~。横浜に近い故郷の逗子から出てきて12年と8カ月くらい。引退まで残り50日くらいになりました。私は今、ヘイリーとTLWタッグのベルトを持っているんですが、引退までの間にどんどん防衛をしていきたいと思っています。でも、弱っちい選手を相手にやってもしょうがないんで、やっぱりここは強い選手とやりたい。なので、挑戦者に春倉を指名します!」
 春倉がリングの上へ。
 倉垣「おいおい、挑戦者に指名ってうちらは2冠のタッグチャンピオンなんだよ! お前らが挑戦してこい!」
 米山「2冠のタッグチャンピオン? こっちもタッグのチャンピオン。これはどうしたらいいですか!? 3冠戦やるっきゃないでしょ!! 13日のキネマでタッグのトリプルクラウン選手権やるぞー!」
 春山「相変わらずバリバリだねぇ、米ちゃん!」
 米山「バリバリだぜぇ!」
 春山「だから好きなんだよ。いいんじゃない。お互いタッグチャンピオンらしくチャンピオンらしい試合をして、どっちが本当の最強タッグチームか決めようじゃん。正々堂々とチャンピオンらしい試合をやろう」
 米山「OK! バリバリやってやるぜぇ! バリバリやってやるぜぇ!」
 春倉がリングを下りる。
 米山「OK! OK! それじゃ11月2…」
 春山(会場隅から)が「13だろうがよ!」と突っ込み、ヘイリーがマイクを持つ。
 ヘイリー「ジュウイチガツジュウサン! トリプルタイトルマッチ、レッツゴー! ヨコハマ、アリガトゴザイマシタ!」

 

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