奈苗と夏樹が調印式/スターダム記者会見 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

奈苗と夏樹が調印式/スターダム記者会見


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  31日午後1時30分よりシーザージム新小岩にてスターダムが記者会見を開き、11・12新木場大会の対戦カードや今後の大会日程を発表。赤いベルトを賭けて闘う高橋奈苗と夏樹☆たいようはそれぞれ調印書にサインをした。


▼20分1本勝負
 星輝ありさ&岩谷麻優vs中川ともか&鹿島沙希


 鹿島「中川さんとの初タッグが今からとても楽しみです。これでAMAから勝って、タッグリーグに出れなかったウップンを一気に晴らしたいと思います。だいたいAMAの2人は、自分のしじみを受けれるんですかね?」。


 星輝「こんな即席チームにAMAが負けるわけないじゃないですか。中川選手とは初対戦なんですけど、とりあえず私のブラジリアンキックの的になってもらおうかなと思ってます。そしてAMAの連係技もたくさん出して、(タッグリーグの)丸顔戦に備えたいと思います」。


 岩谷「正直、敵チームになる中川さんは自分が1番女子プロ界で好き…というか、そういう選手なので、闘える機会がもらえて嬉しいっていう気持ちもあるんですけど、やっぱり即席タッグに負けるわけにいきませんし、次のタッグリーグ戦に向けて試運転だと思っていますので楽勝で、もう圧勝したいと思います」。


 ━━パートナーの中川について。
 鹿島「やっぱりキャリアもぜんぜん違いますし、すごい心強いなと思ってます」。


 ━━10・27後楽園でのFlashトーナメントについて。
 岩谷「自分は1回戦だけだったんですけど、今まで外敵というかほかの団体の選手と闘ったことがない? …か少ないんですけど、やっぱほかの団体の人には負けたくないっていう気持ちがすごいあったし、エルボー合戦や張り手合戦でも自分の技とかでも、絶対何もかもが負けたくないと思ってたので、自分の意地とか見せれたかなと思います」。


 鹿島「自分もすごい意地というか、負けたくないという気持ちを全面的に出せたなと思います」。


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▼スペシャル・シングルマッチ20分1本勝負
 世Ⅳ虎vs松本浩代


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  世Ⅳ虎「世Ⅳ虎18歳です。先日のFlashトーナメント、スターダム決勝で自分と高橋奈苗で出て自分がフォール取られてしまったんですけど、非常にムカつくというか悔しいというか…スターダムで優勝取れなかったのがすごい悔しいんで。自分はこのままで終わるつもりはまったくない。決勝で当たった里村と花月…名前と顔しっかり覚えたんで。自分はこのままで終わらないということで。次のスターダム、対戦相手の松本浩代。ウチにビビって逃げたみたいだけど、こないだのFlashトーナメント、あの世Ⅳ虎コール…世間の連中はね、もうウチの時代だってこと、よ~くわかってんだよ。わかってねぇのは高橋奈苗と松本浩代ぐらい。そういうわかってないヤツにね…」。


 奈苗「なに言ってんだよ」。


 世Ⅳ虎「あぁ!? おめぇわかってねぇだろ。現実見ろよ。まぁこの試合でそこんとこよ~く教えてやろうと思うんで、そこんとこ世露Ⅳ苦」。


 ━━里村やブルにも高い評価を得たが。
 世Ⅳ虎「もう誰もが認めるウチの時代っていうことだと思いますよ」。


▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合30分1本勝負
 (王者)高橋奈苗vs夏樹☆たいよう(挑戦者)


 夏樹「ようやくこのチャンスが巡ってきたと思います。自分が旗揚げから言い続けてきた女子プロレスのトップを狙う絶好の機会だと思っています。いま自分にどんな勢いがあって、どんな闘いができるのか? その証として赤いベルトがある。でもこの赤いベルトはまだできたばかりで歴史はないかもしれないですけど、高橋奈苗が巻いているっていうことは、奈苗さんと同じだけの歴史があって、同じだけの価値があるものだと自分は思っています。なので、必ずこのチャンスをモノにして自分が王座交代…そして世代交代を果たしたいと思います」。


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  奈苗「やっと赤いベルトの初防衛戦が組まれるということで、今からすごく楽しみですしワクワクしているんですけれども、夏樹が挑戦者に名乗り出てきてくれました。先日のタッグリーグでチーム丸顔が負けてしまい、挑戦を受けるしかないっていう部分はあって、そういうふうに皆さんには見えたかもしれないんですけど、自分の中では赤いベルトを賭けるっていうことはすごく大きなことですし、その挑戦者…初めて私の対向に立つ相手が夏樹だっていうことは、すごくホントに大きいことで運命的なものでもあるなと思ってます。スターダムが始まって夏樹がすごい勢いがあって乗りに乗っている…それはすごく自分も対戦するたびに実感していますが、まだまだ私の域には達してないと思うし、その違いを今回タイトルマッチという形ではっきり見せることができると思います。プロレスって今までの道のりとか歴史とか、そういうことが積み重なって大きなものになっていくと思うんですけど、赤いベルトっていうフレーズを使って言うならば、私が初めて全女の赤いベルトを巻いたとき、そのときセコンドにいたのが夏樹でした。そのときは夏樹☆たいようって名前じゃなかったんですけど、すごい一生懸命応援してくれて。ただの新人だった夏樹が今こうやって偉そうにして私の目の前に立つっていうことは、月日の流れを実感するとともに、だけど私は時が経っても老いていくことは絶対ないし、15周年迎えてさらに乗りに乗っている高橋奈苗をお見せしていけると思ってますんで、いろんな思いを込めて11月12日、新木場で闘いたいと思います。できることならば、もっと大きい会場でこの人とは闘いたかったです。だけどここからが始まりで終わりではないと思うし、私が防衛してまた何度でもコイツの挑戦を受けて立つ…これが私のできることだと思ってます。
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  …で! 先日のFlashトーナメントで準優勝になってしまったことが私はもう…その後毎日毎日悔しくてしょうがない。現・女子プロレスにおいての2番手みたいな形に実質なってしまったので。“里村明衣子の次”みたいに思われるのは納得いかないんで、団体として準優勝という結果になってしまったかもしれないけれども、もっともっと勢いを見せていくためにも、私が赤いベルトの王者としてもっともっと突き進んで、里村明衣子より上にいるってことを闘わずしても実証していきたいし、私が女子プロレスです。私がやっていることが女子プロレスの本道だっていうことをお見せしていきたいと思います。長くなってしまったんですけど、もっともっといろんな思いがあるんで…1日でも語れるんですけど、語ってもいいですか? 『しゃべり場』みたいなのやりませんか?」。


 小川社長「今日は時間がないんで…」。


 奈苗「赤いベルトはやっぱ歴史があるベルトなんですよ。その全女の最後の赤いベルトの王者として私は歴史をつないでいきたいし、それを残していくことが役目だと思っているんで、またこのスターダムのベルトの価値は新しく作られていきますが、これまでの重みとこれからの歩み…それがうまく合わさっていく、そしてその道が光れるように、自分がまず光っていかないといけないと思います。よろしくお願いします!!」。


 ━━過去のシングル戦績は?
 夏樹「シングルマッチをあまりやらせて頂く機会がなかったんですけども、1度だけSUNのときにトーナメントで勝ったことはあります。それ以外は勝ったことないですね」。


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  ━━今の奈苗の話を聞いて。
 夏樹「自分も赤いベルトというものを口にすることの重みっていうのは、やっぱり自分も全女でデビューしましたし、奈苗さんのことはずっと見てきたのでそのあたりの覚悟は十分ありますし…。女子プロレスというオリジナルのジャンルを奈苗さんは作り上げてきた人だと思っているので。今は女子がいろんなプロレスの真似事をしている人たちばかりの中で、奈苗さんは女子プロレスというものを作り上げ、伝統を守ってきた人だと思ってるので。自分の中でも女子プロレス=高橋奈苗、高橋奈苗=女子プロレス…それはずっと変わらないもので、自分が今までやってきたのは女子プロレスの頂点に立つためなので。そういう思いを賭けてこの試合に挑みたいと思います」。