【結果】トリプルテイルズ9・18新木場 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】トリプルテイルズ9・18新木場

トリプルテイルズ自主興行『けものモンスーン!!』
◆9月18日(日)東京・新木場1st RING(18:00)
観衆323人(満員)


▽オープニング


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  トリプルテイルズの3人が登場し3人の掛け合いによるあいさつ。美央は「ラストのトリプルテイルズの興行になりますが! 今日はラストを惜しみつつの、みんなではっちゃけていけたらなと思ってるんでよろしくお願いします」と話し、3人による「けものモンスーン、スタート!!」のかけ声で大会の幕を開けた。


▼20分1本勝負
 花月(5分50秒/バックフリップ→体固め)小松奈央


 ドロップキックの応酬は花月に軍配。ランニング・フェースクラッシャーの連発からエルボーを打ち込んでいく小松は、花月の背中にしがみついてのスリーパー、コーナー最上段からのダイビング・ボディープレスを決めるもカウントは2。ドロップキック1発で形勢を入れ替える花月に、小松は丸め込みでフォールを狙っていく。ブレーンバスターからミサイルキックにつないだ花月はさらにもう1発ブレーンバスターを放つと、最後は肩に担ぎ上げた小松を後ろに叩きつけて快勝した。
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▼30分1本勝負
 佐藤耕平&●広田さくら(15分43秒/広田のときめきメモリアル→ダブルフォール)●GAMI&小峠篤司


 GAMIと広田は小峠に逆セクハラをくり返しながら言い争いに。コーナーで笑いをこらえる佐藤もGAMIに強烈なローキックを打ち込み、会場をどよめかせる。小峠の唇を狙った広田だがGAMIに誤爆してしまうと両者が仰向けにダウン。互いの腕が相手の体に乗っていたためフォールとみなされ、レフェリーがカウントを3つ叩いた。
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▼30分1本勝負
 ビリーケン・キッド(13分20秒/アトランティーダ)AKINO


 キックの連打からミサイルキックにつないだAKINOは、ワキ固めから腕固めに移行してギブアップを迫る。ビリーのラリアットにAKINOはバックドロップ、さらには側頭部にキックを打ち込んでいく。ビリーに飛びついてのウラカンラナも決め手にならず、最後はビリーが足をロックする変形のアルゼンチン・バックブリーカーでギブアップを奪った。
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▼3WAYマッチ30分1本勝負
 怪人ハブ男(11分43秒/猛毒波布空爆→片エビ固め)翔太
 ※もう1人はHARASHIMA


▼60分1本勝負
 華名&○紫雷美央&紫雷イオ(24分49秒/紫閃光→体固め)水波綾&DASH・チサコ&●仙台幸子


 トリプルテイルズがオリジナルメンバー3名での最後の試合として仙女勢と6人タッグで対戦。テイルズは3人同時に放つドロップキックや、華名と美央がサポートして飛行距離を伸ばすイオのライオンサルトなど、これまでの闘いを彩ってきた連係攻撃の数々を披露。6人が入り乱れるカットプレーが続く中、最後は美央がキックの連打から紫閃光につないで幸子から3カウントを奪取。マイクを持った美央は「最後のウチらと相手してくれてありがとう」と仙女トリオに感謝を述べた。
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▽エンディング


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  この試合を最後にトリプルテイルズを脱退するイオがあいさつ。


 イオ「今日はこんなにたくさんのお客さん入ってくれて、ホントにありがとうございました! 思い起こせば1年前の8月、この新木場の自主興行を成功させてから大阪行ったり名古屋行ったり他団体でいろんな地方行ったり、トリプルテイルズにはいろんな思い出があります。すごく名残り惜しいんですけれども…今日はとっても気分がいいです! 華名さんと美央っていうホントに大切な仲間に恵まれて、自分は幸せ者だったと思います。そしてこれからも幸せになります…結婚するみたいになってますけど、そういうわけではありませんよ(笑)」。


 美央「お客さんも“えっ?”ってなったよ、今(笑)」。


 イオ「いろんな思い出ありましたね」。


 華名「でも、イオちゃんとはいつも笑ってる、3人で笑ってる印象しか残ってない」。


 イオ「何気に華名さんをイジる時間が1番長いんですよね。最終的にしっぺ返しがくるんですけど…。楽しかったです」。


 美央「今日で3人での活動は終わりになるけれども、こっから先イオはイオでやること、ウチらはウチらでやることがあります」。


 イオ「1年半、長いようで短いようで…長かったです! 長くて楽しくて濃い時間、トリプルテイルズで学んだこと、思い出、たくさんあります。今日が終わりではありませんから。トリプルテイルズ、名前を改めて2人でスタートしますし、私も新しくスタートしますのでこれから3人とも温かく3人とも見守ってください。ありがとうございました!」。


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  続いて、華名&美央による『トリプルテイルズ.S』(トリプルテイルズ・ドットエス)が11・2(水)新木場大会と12・18(日)広島大会の開催を発表。華名は11・2新木場での華名vs澤宗紀のシングルマッチを発表し、「この試合は私の黄昏(たそがれ)です」と話す。美央は植松寿絵を対戦相手として指名すると、「いま思いつきで言ったんですけど、スケジュール空いてますか?」と売店に立っていた本人に確認。ノーメイクでいつものキャラクターを作るのに時間のかかった植松だが、「植松寿絵とのシングルご指名ありがとうございます。紫雷美央vs植松寿絵、たいした話題にならないカードかもしれません。でも、そのカード話題にしてみせましょう。女子プロ界一、対戦相手を光り輝かせるレスラーですから。11月2日は紫雷美央が光り輝いてるところを見に来てきてください」と対戦を受諾した。
 華名がその試合をメインイベントに指名すると、「これからをつかみ始めた美央ちゃんと、その道のプロフェッショナルの植松さんと、この試合はメインしかないでしょう」と理由を説明。会場からの拍手に美央は「ちょっとメインはしんどいけど、決まったらやってやるんだよ! 植松寿絵、アンタのことを食ってやる。メインでオマエを倒してやっかんな!」と言い放つ。再び変身までの時間をもらった植松は、「その挑戦受けてやるよ。11月2日、メインで2人で光り輝きましょう」と不敵に微笑んだ。


 最後は第1回興行以来となる「シングル、ダブル、トリプル、テイルズ!」のかけ声で締め、3人で手を上げた。
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★バックステージのコメント


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  イオ「試合とか興行自体はすごい明るい雰囲気で楽しくできたので、さっきも言いましたけど、すごく気分良く最後迎えられて嬉しく思ってます」。


 華名「いい大会で送れたのがすごく良かったと思います。1年半活動して、ホンマに充実した活動やったんで。そこまで実はやって(組んで)ないよね。皆さんが思ってるよりかはそんなにないんですけど、そんだけインパクトがあって印象に残ったユニットやったんやろなと思います」。


 美央「妹だからね。なんだかんだテイルズ離れても結局一緒っていうのはずっと言ってるんですけど、今日の試合がトリプルテイルズの実力っていうか、お客さんの数見てもらったらトリプルテイルズがこの1年間でどれだけお客さんに印象残して、思い出を残して影響したかっていうのがわかってもらえたと思います。いいチームだったよ、ホントに(笑)」。


 ━━もう3人では組まない?
 華名「組むことはもうないです」。


 ━━紫雷姉妹のタッグは?
 美央「タイミングが合えばかなって。いま彼女も私も方向性がぜんぜん違うじゃないですか。やってるところ見てるところが違うとは言わないですけど、要は話題を作りたい、女子プロ界を活性化させたいと思ったときに、それぞれのスタイルが違うのでやり方がまったく違うから。今のところはそれぞれのやり方でちょっとやってみようという時期であって、いずれ2人が熟成して発酵しておいしいものになったら、また紫雷姉妹ができるかもなって思います。(イオに)やりたいこと好きにやって。お姉ちゃん、うしろから見てる(笑)」。


 イオ「うしろからってことは私が先に行ってもいいって…」。


 美央「もう先陣きってどんどん先に進んでって置いてくぐらいでいてよ。私、違う方向性であまりにも先進みすぎて、ちょっと自分でいま引いてっからさ」。


 イオ「自分は自分でガンガン突き進んでいくんで、よろしくお願いします」。


 華名「イオの活躍が私たちにもね…」。


 美央「相乗効果でプラスになっていったらいいですよね」。


 華名「いつまでも応援してますよ」。


 イオ「ここからがまたスタートなのでドットエスも頑張って、みんな笑顔でプロレスやっていきましょう!」。