【結果】レイナ8・20横浜 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】レイナ8・20横浜

『REINA 10』
◆8月20日(土)神奈川・ラジアントホール(19:00)

観衆198人


▽入場式


 選手を代表して堀田があいさつ。「本日はご来場まことにありがとうございます。4ヶ月ぶりに今日復帰をいたします。ガイジン選手には好き勝手はさせません。レイナのリングは私が守ります」。
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

▼20分1本勝負
 松本浩代(7分53秒/バックフリップ→片エビ固め)レディ・アフロディータ


 チョップの応酬からドロップキックを見せるアフロディータだが、なかなか松本を倒せない。逆エビ固めにギブアップしないアフロディータを担ぎ上げた松本は、バックフリップで後ろに叩きつけた。
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

▼20分1本勝負
 木村響子(10分9秒/チョークボム→体固め)ルーシャス・ラターシャ


 ラターシャは大回転コルバタ、ミサイルキック、ネックブリーカードロップとつないでいくが、木村は豪快なブレーンバスターからミサイルキックで反撃。丸め込みでフォールを迫るラターシャを捕らえた木村は、ネックハンギングボムで3カウントを奪った。
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

▼20分1本勝負
 上林愛貴(10分21秒/STM→体固め)沙耶


 キャリアで上回る上林が試合を優位にコントロール。沙耶もショルダータックル、バックエルボー、リバース・スプラッシュで反撃するが単発に終わってしまう。丸め込みを連発してフォールを迫った上林が、最後はSTMで沙耶を下した。
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

▼CMLL-REINAインターナショナルジュニア初代王者決定トーナメント準決勝・時間無制限1本勝負
 Ray(10分43秒/スカイツイスタープレス→エビ固め)ミア・イム


 Rayを場外に落としたミアはエプロンで助走をつけてのハヤトキック。しかしミアのキックをかわして鉄柱に誤爆させたRayは、同じくエプロンで助走をつけてのケブラーダを放つ。ミアのキックに苦戦を強いられたRayだが、旋風脚からスカイツイスタープレスにつないで快勝。トーナメント決勝進出を決めた。
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

★Rayのコメント

女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  「やっぱり体が自分よりぜんぜん大きいので追いつめられた場面もあったんですけども、自分の目標にしているものが向こうより熱かったっていうか、そういったところで結果が出せたんじゃないかと思ってます。(決勝か幸子かセウシスになるが?)どっちがきても、上がるのは自分だと思ってますんで大丈夫です。必ずベルトを巻きます。(外国人勢について)日本サイドはみんなが団結して守っていかなくちゃいけないと思っているので、自分がカードに組まれれば堀田さんと一緒に、ガッツリ向こうを負かしたいと思います」。


▼堀田祐美子復帰戦60分1本勝負
 ○ラ・コマンダンテ&ダマ・デ・イエロ(14分31秒/ダイビング・ボディープレス→体固め)●堀田祐美子&下田美馬


 4ヶ月ぶりの復帰戦となった堀田はコマンダンテと場外で激しくやり合うが、まだヒザは完治していないため得意のキックは打てず、足を引きずる場面も見られる。それでもチェーンを持ち込んで下田とともにダマを攻め込んでいくが、誤爆が続いたことをきっかけに下田が造反。3人がかりで堀田にストンピングを浴びせると、コーナーに上ったコマンダンテが堀田を圧殺した。
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

 試合後は全選手による大乱闘に。堀田とともに日本人選手が並び立ち、下田は外国人選手のサイドに立った。マイクを持った下田は、「私が堀田となんか素直に組むと思ってたのかオマエら! メキシコに何年いると思ってんだよ。今の私のパートナーはCMLLの選手です」と断言。対する堀田は「確かにオマエはメキシコに行ったかもしれない。でもな、ここは日本なんだよ。オマエが裏切ろうが、私たちは日本という地で、レイナのリングで(並び立つ日本人選手を指して)こんなにいるんだよ。私が復帰したからにはな、オマエらの自由にはさせない。いつでもやってやるよ! もう1度言っとく。このレイナはウチらが守るんだよバカヤロー!」と宣戦布告した。
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

★堀田のコメント

女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  「(下田の裏切りについて)やるね! って感じですよね。そこはやっぱり下田だなと。よくわかってるわ。彼女にもメキシコでの悔しさや辛さもあると思うし、ともにしてきたメキシコ人選手に行くのは当たり前だと思う。(前回大会で)“一緒に組みましょう”って言ったときから、ちょっとおかしいなと思ってたんだけども。やってこいよ、と。日本人vs外国人の勝負だろ、と。いい相手がきたなと思いますね。これからおもしろくなるんじゃないの? プロレスというのは心であって気持ちであって、どこまで伝わるかと。伝わらなくちゃいけないんだよ。私がなぜ復帰をしたか。毎日治療して、毎日痛いリハビリの練習。ハンパじゃなく痛い。だけども、それに勝ってかなくちゃいけない。私はやっぱり今が(復帰する)時期だと思うし。レイナのリング、外国人がきて日本人と闘う…そこだけでは終わりたくないし、そんなことをやってる時間もない。だからこそ私は早く復帰して、プロレスとはこういうものだと。それをみんなにわかってもらうために私はレイナに入ったけれども、私がすぐにケガをしてしまって、離れていた期間が4ヶ月。もったいなかったかもしれない。だけど、私が思い知らされたこともたくさんある。後輩のプロレスを見てきたし、いいきっかけだったと思う。悪いこともいいことに変えるっていうことを、今からしていきたいと思います。今のままでやってるレイナなんていらない。せっかくきている外国人の気持ち、それに負けない私たちのプライド。同じ気持ちがあると思うし、そこのぶつかり合い…それをわかってもらえる人だけやればいいんじゃないかと、私は思います。私の復帰、早かったかもしれないけども、急ぎました。急がなくちゃいけないんじゃないかと感じたから。レイナというものを、私がこれから変えます」。