【結果】アイスリボン4・13蕨 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】アイスリボン4・13蕨

『アイスリボン・281』
◆4月13日(水)埼玉・イサミレッスル武闘館(19:30)

観衆44人
 
▽オープニング
 
 オープニングでさくらが大阪大会の決定追加カードとして松山勘十郎vs松本都vsくるみ、花月vsみなみ飛香の2試合を発表。先日発表された英国EVEとの対抗戦に乗りこむ4名の選抜メンバーについて「どの選手が行ってもアイスリボンらしさを見せられる。インパクトを残せる」と全選手にチャンスがあることを明かした。
 
 選手入場式のマイクは藤本。「先日の日曜日、つくしの地元茨城で19時女子プロレスの試合をしてきました。正直な感想を言うと、つくしがすっごくキラキラしていて、本当に羨ましかったし、悔しかったし、自分も宮城県で被災地キャラバンをやりたい思いが強くなりました。でも、それとこれとは話は別。今日のメインはつくしを巡るドロドロとした争いがありますが、先日さくらさんは負けた(正確には引き分け)ので、自分と真琴さんの一騎打ち。自分がトライアングルの王者だと証明します」
 
▼10分1本勝負
 新田猫子(5分45秒/カサドーニャ)内藤メアリ
 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-アイスリボン4・13蕨  新田がドロップキック4連発で先制。「ニャー!」とラクダ固めで絞め上げた。串刺しのドロップキック、丸め込みで3カウントを迫る。隙を突いたエルボーで反撃され、逆エビ固め、ショルダースルー3連発で攻め込まれたが、新田は丸め込みでのフォールを狙う。最後は猫ポーズ付きのカサドーラで丸め込み、デビュー後は初となる同期対決を制した。
 
▼10分1本勝負
 宮城もち(4分42秒/うすDON→体固め)成宮真希
 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-アイスリボン4・13蕨  成宮が入場と同時に奇襲。丸め込みで秒殺を狙うが、逆エビ固めに捕まる。体重を落とした宮城を引きずりながらロープに手を伸ばし、スリーパーは噛みつきで脱出。フロントネックロックで絞め上げるなど攻め込んだが、コーナーで腹を顔に押し付けられて動きが止まる。力のこもったボディースラムを連発されながらも、逆に投げ返して見せたが、最後はうすDONで力尽きた。
 
▼15分1本勝負
 趙雲子龍&○Ray(11分10秒/ムーンサルトプレス→片エビ固め)ドラゴン・ユウキ&●都宮ちい
 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-アイスリボン4・13蕨  中国武術の心得があるRayと新北京の趙雲が中国タッグを結成。初参戦のユウキ&都宮の体重差60キロ以上もある大小タッグと対戦。前半はRayが捕まり、都宮の徹底した腹部への攻撃に苦しむ。チェンジした趙雲も勢いで攻め込むも、100キロ以上あるユウキを相手に徐々に劣勢に。都宮&ユウキの連係もスムーズに決まり、ほぼ一方的な展開が続いた。終盤は都宮とRayの一騎打ちに。絶叫、ボディーブローで追い込まれたが、ユウキがスピアー、ジャンピングボディープレスを都宮に誤爆。Rayが月面水爆で終わらせ、都宮はユウキに怒りのボディーブローを放ってリングを下りた。
 
▼トライアングルリボン15分1本勝負
 真琴(9分7秒/ブレイジングクラッチ)藤本つかさ
※もう1人はさくらえみ。
 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-アイスリボン4・13蕨  さくらのドロップキック4連発を浴びた藤本は、お返しの4連発を放つも倒すことができない。諦めずに攻め続けカウンターの一発で倒したが、吊り天井に捕まった。真琴が間をくぐってさくらをフォール。さらに藤本のヒザ十字に捕まったさくらにW・W・ニーを浴びせ、藤本にも放った。藤本が真琴にヒザ十字を決めると、さくらがボディープレスを狙う。これは2人が慌てて逃げた。2人重ねてのさくらえみ70キロ弾は藤本だけがかわすも、真琴はブレイジングキックでさくらの顔を打ち抜く。藤本がさくらへのミサイルキック&真琴へのダイビングボディープレスを決めたが、コーナーに飛び乗ったところをさくらに押され、場外に落とされる。その間にさくらが真琴にムーンサルトプレス。藤本が延髄斬り、ビーナスシュートをさくらに放ち、真琴がジャーマンで投げる。ブリッジした真琴を藤本が丸め込むもカウント2。藤本が真琴にビーナスシュートを決めたがさくらのカットに邪魔される。藤本は強烈なサッカーボールキックを胸元に放ち、真琴を仕留めにかかるが、逆に真琴のブレイジングクラッチに捕まり、3カウントを聞いた。
 
 試合後、藤本は「トライアングルリボンのチャンピオンの自分が負けてしまったのは不甲斐ないと思います。真琴さん、大阪大会で自分のベルトに挑戦しませんか?」と挑戦者に指名する。しかし、真琴は「今日がタイトルマッチだったらよかったんですけど…。自分は大阪リボンの前日にもう一つのベルト(IW19王座)に挑戦するので、トライアングルリボンには挑戦しません」と断る。大阪大会のカードについてはヨネヤマカオ・リーがケガにより来日できなくなったことで対戦相手不在となった志田&朱里との対戦を希望。「SMASHさんは自分が練習させていただいていて、そこに志田さんが入ってくるのは嫌なんです!」とSMASH参戦が決まり、朱里とのタッグで盛り上がる志田に嫌悪感を示す。さくらが「TAJIRIさん、すごく志田のこといいって言ってるよね。これからはあの2人だよねって言ってた」と火に油を注ぐと、真琴は「TAJIRIさんにすけこまされるのは自分だけで十分です!」と怒りを露わにし「自分は(大阪大会の)翌日のKAIENTAIさんでも朱里さんと当たるんです。初対戦だと思ったんですけど、少し早くチャンスが巡ってきましたね。大阪は自分の地元です。朱里さんと志田さんのかませ犬にはなりません!」とアピール。パートナーには「私がやりま~す、何となく」と都宮が名乗りをあげ、志田&朱里vs真琴&都宮が決定した。都宮は「朱里さんを1万円で買えたらいいですね」と不穏な発言を残した。
 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-アイスリボン4・13蕨  最後にみなみ飛香が登場。24日の10代興行『Teens』について「さくらさんの遺伝子」とカードが決まってないことを明かす。さらにリングアナについて、さくらの「雁之助さんは? 甲田さんは?」という提案を「おじさんはダメ」と一蹴し、自己アピールするさくらを無視。「SMASHさんでときめいた」とSUNAHOリングアナを招き入れた。SUNAHOは「運命的な出会いと、こんなかわいらしい選手に言われましたが、今日この大会に来て、みなさんの名前を呼べるなんて嬉しいです。よろしくお願いします」と受諾。「SMASHのSUNAHOなんて誰も知らないよ!」というさくらに飛香をコールして見せ、実力で認めさせることに成功した。