ディアナ4・5記者会見 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

ディアナ4・5記者会見

女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  野崎渚が5日午後1時半に東京都葛飾区のシーザージム新小岩で練習中の高橋奈苗を訪ねた。突然の訪問に「まずは自分と通してください」と世IV虎が立ちはだかり睨みつける。野崎は「奈苗さんにお話があります」と相手にはせず、暴れそうな世IV虎を夏樹が押さえつけ、奈苗が野崎の話を聞いた。
 
 野崎は昨年8月7日のNEO板橋大会で脱臼しレフェリーストップに終わった試合について「悔いが残っている」と、ディアナ旗揚げ戦での再戦を直訴。奈苗が「スターダムも旗揚げしたばかり」と困惑すると、京子が「もちろん団体は大事。でも、野崎が奈苗さんとやりたいっていう気持ちを本人に話せば通じるじゃないかって。奈苗だったらっていう言い方はどうかわからないけど、今日行くしかない、気持ちを伝えようと、受けてもらうしかないと思って来させてもらった」と、切羽詰まった思いを語る。野崎も「団体どうこうではなく、お願いします」と何度も頭を下げた。
 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  奈苗は「そう言っても自分はスターダムで旗揚げして、自分の所をよくしようとやっている」としながらも「自分が出ることによって野崎は新しいスタートが切れるの?」と気持ちを確認する。「今まで悔いに残っていたので、きっちり戦い抜きたい」という野崎に「それがどんだけのものか見せてもらいたい」と要求。野崎は「お願いします!」と頭を下げ続けるだけだったが、奈苗は「わかりました。やりましょう」と受諾。京子は「奈苗、本当にありがとう。よろしくお願いします。(スターダム選手に)練習中にすみません。本当にありがとう」と喜んだ。
 
 奈苗は「パッションあんのか!」と野崎に訴えかけ、野崎は「はい! あります!」と答える。奈苗が「私はパッションでは負けないからな」、野崎が「望むところだ、バカヤロー!」とエキサイトし髪の毛をつかみ合った。奈苗は「私はスターダムを背負ってるんで。スターダムの高橋奈苗としてディアナに乗り込みます。(新人に向かって)みんな行くか?」と新人たちを連れて乗り込むことを宣言した。
 
 
★奈苗のコメント
 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  「すごいビックリしたんですけど、まずはわざわざ出向いて来てくれたことが、一番大きかったというか。さっきも言いましたが、同じ年に旗揚げする団体として意識してるし、その中で井上京子選手は自分の中ですごく大きい存在。気にはしていて、アジャ選手が出られなくなったという情報も知っていたんですけど、まさか自分のところに来るとは思ってなかった。でも、そうやって去年の話だけど、野崎自身が悔いが残っていると言うならば、自分もそういう思いをたくさんして悔いを残してきているので、どこかで忘れられなかったり、殻を破れない気持ちっていうのは同じレスラーとしてわかるので、そういう部分では応えられるんじゃないかなって。あとは自分はスターダムを背負ってやっているので、スターダム対ディアナ。自分はディアナ旗揚げ戦は気になっていたので、そこで試合をすることになって、より体感して今後の女子プロレスを占うというか。スターダムは1月に旗揚げした、ディアナは4月に旗揚げするということで、どんどん変わっていく女子プロレスの中、自分たちの団体が一番を爆走して行きたいし、今ならそういう戦いも見せてリングに上がれるんじゃないかなって思います」
 --スターダムが一番だと?
 「当然そのつもりでいきます。団体関係ないって京子さんは仰っていたけど、自分には関係あります。ここでバシッと見せて、もしかしたら(ディアナとは)これで関わる必要はなくなるかも知れないし、ここから始まるものがあるかもしれない。自分じゃなくて世IV虎がさっき(野崎に向かって)行ったけど、そこに可能性が出て来るかもしれない」
 --スターダム所属となって初の他団体参戦だが?
 「そうですね。まあ、スターダム旗揚げを終えて、勢いよくやってまして、この間の大阪も大成功という勢いを見せることができたので、ここでもっともっとスターダムのお客さんじゃないところでアピールするにはいい機会だと思います」
 
★野崎のコメント
 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  「アジャ・コングと試合ができないということで、京子さんに誰とやりたいかって聞かれた時に、最初に出てきたのが奈苗さん。それが実現するのは嬉しいです。今まで試合が途中で終わったことがなかったので、その試合(昨年8月の奈苗戦)だけ悔しくて。またやりたいって思っていたけどNEOでやることはなく、このままだったらずっとないなと。団体は違うし、今年旗揚げする大事な時だとは思っていたんですけど、やっぱり個人的な意見として奈苗さんと試合がしたいって気持ちでいっぱいでしたね」
 --どういう試合を?
 「旗揚げのテーマが勃発から志に変わったり、今まで旗揚げに向けて気合いを入れていたのとは違う感じなので、旗揚げ戦ではみんなをハッピーにするような試合をしたいと思います」
 
★京子のコメント
 
 「本当にホッとしました。カードが決まらず旗揚げどうなるかって、ずっと思っていたので。カードが決まったので、あとはやるだけです。奈苗選手も言ってたけど、同じ時に旗揚げした団体で選手が交わっていいのかっていうのと、団体の方針があると思うんですね。それで出てくれるっていうことは嬉しく思うし、野崎の声が届いてよかったと思います。あとは野崎がパッションを見せるしかないと思うので、本当に野崎が頑張ると思います。旗揚げに向けて頑張るしかないですね」
 
 
『Rising:episode1~勃発~』
◆4月17日(日)東京・ディファ有明(16:00)
 
▼野崎渚vs高橋奈苗