【結果】トリプルテイルズ2・13大阪 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】トリプルテイルズ2・13大阪

トリプルテイルズ自主興行『けものバレンタインEve』
◆2月13日(日)大阪・アゼリア大正(13:00)
観衆363人(超満員)


▽オープニング

女子プロレス専門誌『RINGSTARS』
 スクリーンの映像に続いて3人がそれぞれあいさつ。

 美央「これだけの人数が集まってくださって本当感激してます。メッチャ感動してますしメッチャいいいい試合しようと思ってさらに今気合いが入りました」。

 華名「タイトルはかかってないんですけど、試合が終わってから“タイトルマッチっていったい何やねん?”みたいなことを考えさせるような濃い試合になると思いますんで楽しみにしててもらいたいなと思います」。

 イオ「私たち紫雷姉妹はいま大阪でもっとも勢いのあると言われている『桃の青春』(小峠&原田)と対戦するんですけれども、その2人に私たち姉妹が勝って、もっと勢いがあるタッグだって言わせるように頑張りたいと思います。絶対勝ちます!」。


▼20分1本勝負
 アップルみゆき(6分23秒/ミサイルキック→片エビ固め)救世忍者乱丸


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  コスプレでの試合が決まっていたアップルはピンクのミニスカートで姿を現すと、客席を1周してチョコレートを配りながらリングイン。続いて登場した乱丸もセーラー服を着用して客席にチョコをプレゼント。これにはセコンドについた紫雷姉妹が「頼んでないです!」と苦笑い。金縛りの術がレフェリーにかかってしまい勝機を逸した乱丸に対し、アップルはコーナーに逆さ吊りにしての串刺しドロップキックから、最後はミサイルキックで勝利。試合後は乱丸のテーマ曲に合わせて、紫雷姉妹も含めた4人でダンスを見せた。


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』 ★アップル&乱丸のコメント
 乱丸「楽しかったんじゃないですかね? 良かったんじゃないで
すかね。とりあえず2人(姉妹)が喜んでくれてたので。負けたんですけど次はリベンジします」。
 アップル「私は今回コスプレっていうことで、もう26になるんですけどこんなことさせて頂いて…(苦笑)。またぜひ、2人のシングルをこれから、より素晴らしいものに高めていきたいと思いますので、これからもぜひまたやってください。お願いします!(笑)」。
 乱丸「ベルトは誰にも渡さない!」。
 アップル「持ってへんがな!」。


▼イケメン3WAYマッチ30分(イリミネーション形式)
 【1】佐藤光留(オーバー・ザ・トップロープ)大森隆男
 【2】佐藤光留(8分35秒/ジャーマン・スープレックス→エビ固め)美月凛音


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  トリプルテイルズの3人がそれぞれ推薦するイケメン選手による3WAY戦。場内実況にチャレンジした紫雷姉妹は、佐藤光留が攻勢になると「きもい!」など罵声を浴びせるが、佐藤は逆に発奮。大森を場外に落とすと、美月に豪快なジャーマンを決めて勝利してしまう。イオをリングに上げた佐藤は股間の中から溶けたチョコを取り出してイオにプレゼント。張り手をもらっても懲りる様子はなく、堂々と勝ち名乗りを受けた。


▼45分1本勝負
 小峠篤司&○原田大輔(18分4秒/片山ジャーマン・スープレックス・ホールド)●紫雷美央&紫雷イオ


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 奇襲を仕掛けた紫雷姉妹は小峠にダブルのドロップキック、イオがキャメルクラッチに捕らえると美央がサッカーボールキックを放って先制。しかし美央の張り手やキックに動じない小峠は、ゴツンと鈍い音のする頭突きで美央を黙らせる。スイングDDTでようやく脱出した美央はイオにタッチ。イオがダイビング・ボディーアタック、コルバタ、ライオンサルトと攻め込むと美央と同時に放つトペ・スイシーダを発射。小峠にダイヤモンド・フラッシュ(合体式のハイアングルDDT)から美央が紫閃光を決めるが決め手にならず。最後の力を振り絞る美央が原田に渾身の張り手やキックを見舞っていくが、原田はラリアットの連打から独特の滞空フォームで放つジャーマンで美央を沈めた。試合後、小峠と原田は姉妹に歩み寄り握手を求めるが、その手を払いのけると張り手で返答した。 


★美央&イオのコメント
 美央「ムカつく…」。
 イオ「何やっても何やっても余裕で返されてる顔が見えてて、次やったら本気の顔になるように。イラ立ってばっかりでムカつかさせられて、スタミナだけ切れて…もう、おちょくって彼らは試合してたんじゃないですかね。あいつらは本気になってないと思います。今日はまだまだです。試合後あいつらも、まだやってやろうみたいな顔してたんで。また機会があれば絶対にやりたい相手になりましたね。今日は何もできなかった」。
 美央「とりあえずムカつく。ウチらだって別に3年間何もしてこなかったわけじゃなくて、男子が相手だからってこんなボコされるつもりもなかったのに、ホント悔いばっかり残ってて…また出直します。ムカつく」。


▼60分1本勝負
 華名(18分55秒/チキンウイング・フェースロック→レフェリーストップ)里村明衣子

女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  里村の差し出した右手をキックで払いのけた華名。エルボーとキックの応酬から、里村がワキ固めに捕らえると華名は場外にエスケープ。これを里村が追いかけ場外でもキックの応酬となる。リングに戻ると今度は華名がラッシュをかけ、コーナーにつめてのキックの連打で尻をつかせると側頭部へのキックでダウンさせる。アキレス腱固め、ヒザ十字とグラウンドでの息の詰まる攻防を経て、里村がスリーパーから三角締めに移行。さらに2発目のデスバレーボムを放つがカウントは2。ヒザ立ち状態でエルボーの応酬、さらに向かい合わせで互いのハイキックがクロスカウンター気味にヒット。里村のハイキックがクリーンヒットするが、華名は四つんばいの里村に下から突き上げるキックを見舞うと、バックを取ってグラウンドでのチキンウイング・フェースロックへ。渾身の力で絞り上げると、動かなくなった里村を見てレフェリーが試合をストップ。華名は大喜びで美央&イオと抱き合った。


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』 華名と向き合った里村は「ありがとうございました」と深々と頭を下げ、2人は両手で握手。場内から大きな拍手が沸き起こった。マイクを持った美央は、「華名さん、勝利おめでとうございます! 華名さんは勝つことができてホントにうらやまさいいです。自分たちはまた不甲斐ない結果で終わってしまってすごい悔しいですけど、このままで終わんないように3人力を合わせてこれからも頑張って、自分たちも華名さんの背中をずっと見ているだけじゃなくて、早く隣に立てるように頑張っていくから…これからもよろしくお願いします!」とあいさつ。そして5月8日にZepp Nagoyaで第3回トリプルテイルズ興行の開催を発表した。



女子プロレス専門誌『RINGSTARS』 ★華名のコメント
 「やっぱり、彼女は“私は女子のトップじゃない”みたいなこと言ってるけど、里村明衣子はやっぱり女子のトップでした。これから私たちの行く末がどうなるかっていうのは、みんな聞きたいことなのかもしれないけど、私たちは私の感性、私たちの感性に従って進んでいくんで、誰にもジャマされないし何も言わせない。これから男子とも闘っていったり海外にチャレンジしていくこともあると思うし、これからの私たちを見てくれたらそれが結果なんで。絶対結果を残していくから。もうワケわからんこと言わんといてくれといろんな人にも言うけど。私はこれからも里村明衣子とこれからも一緒に絡んでいきたいと思うし、彼女はどう思ってるかわからへんけどこれから絡んでいって女子を変えていきたいし、盛り上げていきたいと思ってるので…彼女にも言うというてください」。
 ━━明らかにキャリアが上の選手に勝ったのは初めてだと思うが?
 華名「う~ん…意味のある選手に勝つことが1番意味があって、キャリアがあるからとか関係ないです。“意味のある選手”に勝つことが1番大切やと思ってます。もう(今日は)女子が変わった日やと思います。いろんな女子の選手にこの試合を見てもらいたいです。それでみんながどう思うか、それを聞いてみたいと思います。勝っただけじゃなくて、その意味のある選手と一緒にこれからも闘っていきたいし、絡んでいきたいとは私は思ってます」。