【結果】Joshi 4 Hope11・30新木場 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】Joshi 4 Hope11・30新木場

『Joshi 4 Hope』
◆11月30日(火)東京・新木場1st RING(19:00)
観衆171人
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』 ▽入場式
 アメリカ遠征メンバーの4人がリングに立ち、1人ずつあいさつ。大畠「皆さんこんばんは! 今日自分は松本と組んでNEOマシンガンズさんと闘うわけなんですけども、きっとタッグで当たるのは最後になると思うので精一杯悔いのないようにやりたいと思います」。松本「今日の試合、私たち3Sが志願して組んで頂いた試合です。3Sの友情パワーは負けません! 頑張るぞ、オー!!」。中川「自分は今日はもう何も言うことはありません。栗原に負けない、勝つのみです」。栗原「今日はJoshi 4 Hopeご来場いただきましてありがとうございます。ここに立っている4人はアメリカに遠征をした4人なんですけど、SHIMMERで闘ったマジソン・イーグル選手など今日は世界各国の選手が参戦していますので、応援最後までよろしくお願いします」。

女子プロレス専門誌『RINGSTARS』 ▽エスイ・デモンストレーション
 今年2月の息吹最終戦でプロレス引退後、SMASH格闘技部門に所属し総合格闘家としてデビューしたエスイが登場。「皆さんこんばんは! 久しぶりにプロレスのリングに立って緊張してなんか嬉しい…。私、高田道場で小路(晃)さんに教えてもらって格闘技がんばってます。皆さん応援よろしくお願いします!」とあいさつすると、パンチ、二段蹴り、ハイキックのミット打ちを披露。再びマイクを持つと「まだまだこれからも心から頑張りますので、応援よろしくお願いします」と決意を述べ、ジュエルス12・17後楽園大会で杉山しずかとの対戦が決まったことをファンに報告した。


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▼初代TLW世界タッグ王座決定戦20分1本勝負
 米山香織&○ヘイリー・ヘイトレッド(13分50秒/ライガーボム→エビ固め)●チェリーボム&セクシースター

 バンビ&羽沙羅が保持していたTLWヤングタッグ王座が若手の枠にとらわれないタイトル『TLWタッグ』として格上げされることになり、新王者決定戦として行なわれることになった一戦。チェリーボムとセクシースターを2人まとめてタックルで吹っ飛ばしたヘイリーは、米山を抱え上げての合体ドロップキックを放つと、2人で大きくアピール。対するセクシースターはトップロープからヘイリーに飛びついてコルバタで投げると、チェリーボムがミサイルキックで追撃。セクシースターのダイビング・ボディーアタックをキャッチしたヘイリーはそのまま後ろへ投げ捨てどよめきを誘う。ヘイリーの雪崩式キャプチュードにピンチを迎えたチェリーボムだが、チェリーポッパー(ランニング式のデスバレーボム)で反撃。しかしヘイリーがバックドロップを決めると米山がランニングニーでアシスト。最後はライガーボムでヘイリーがチェリーボムを仕留め、米山&ヘイリーがTLW世界タッグの初代王者となった。

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▼スペシャルシングルマッチ20分1本勝負
 田村欣子(時間切れ引き分け)マジソン・イーグル

 NEO2冠王者とSHIMMER王者のシングルマッチは序盤からグラウンドの攻防が続く。スタンドになるとマジソンがミドルキック、ショートレンジのラリアットを連打。田村はガスト、ローリングセントーンからエルボーを見舞っていく。口から出血するマジソンだが、カウンターのラリアットからダブルアーム・スープレックス、さらにはムーンサルトプレスを決めるが田村はフォールを許さず。パトリオットボムを返された田村はコーナーに詰めて左右のエルボーからスピンキック、さらに右のエルボーを打ち込んでカバーに入ったところで時間切れのゴングが鳴り響いた。マジソンはマイクで田村をの強さを称えると、互いに笑顔で握手を交わした。

★田村のコメント
 「チャンピオン同士の20分…短いですね。あっという間に終わっちゃいましたね。あそこまでチェーンレスリングができる選手って日本でもあんまりいないのですごい楽しかった。5分以上やってたと思うんですけど、すごい楽しかった。デカい選手はパワーだけだったりテクニックがなかったりするんですけど、パワーもあってテクニックもあって…最後の最後ですごいレスラーに巡り会えたなと思って、すごい嬉しい気分です」。


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▼20分1本勝負
 タニー・マウス&○宮崎有妃(16分56秒/外道クラッチ)松本浩代&●大畠美咲

 ことごとくマシンガンズの動きを封じる大畠は、松本のピンチを身を挺してカバーすると「ありがと~」と抱き合い、マシンガンズのお株を奪っての友情パワーを見せる。松本に恥ずかし固めを仕かけようとするタニーだったが「かける相手が違う」と標的を大畠にチェンジ。これにプライドを傷つけられた松本は「かけてみろ」とリング上に大の字になって挑発。あげくの果てにはリング上にしょんぼりと座り込んでしまった松本だが、パートナーの大畠が客席に松本コールをあおると、ロッキーのテーマとともに立ち上がり復活。雄たけびをあげながらタニーと宮崎を吹っ飛ばすと、大畠をも払い腰で投げつける。その勢いのまま攻め込んでいく3Sだが、大畠の逆打ちをクリアした宮崎が外道クラッチで3カウントを奪った。

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▼20分1本勝負
 中川ともか(14分17秒/唸れ!豪腕→エビ固め)栗原あゆみ

 ロックアップからエルボーの応酬で意地を張り合う両者。雪崩式のブレーンバスターを放った中川は、後ろから栗原の腰へのミサイルキック、四つんばい状態の上からフットスタンプ、さらにはCRBで栗原の腰に狙いを定める。対する栗原はプランチャからロープ際へのドロップキック、さらにミサイルキックで反撃開始。中川のバックを取ると、前方回転を狙う中川を強引にジャーマンで叩きつけると、裏投げを一閃。しかし延髄蹴りの連打で栗原の動きを止める中川も豪腕を叩き込む。再びエルボーの応酬から、中川が延髄蹴り、走りこんでのヒザ蹴りを決めると再び豪腕を発射。全体重をかけて押さえ込んだ中川が、雪辱を晴らした。

女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  マイクを持った中川は「栗原…私はなぁ、アンタの気持ちなんてわかんない。アンタにも私の気持ちわかってもらおうなんて思わないよ。でもね、私はやっぱりアンタだけには負けたくない!」と手を差し出す。握手に応じた栗原は、「負けて握手するのはシャクだけど、12日よろしく。いま握手したってことは12月12日、オマエと栗原あゆみタッグ…正式決定ってことで!…(中川に向かって)いいんでしょ?(客席に向かって)ウチらのタッグ観にきてください」。

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★バックステージのコメント
 中川「(組むのは)12日だけね。AKINOさんと文子さん…その魅力にやられました。それだけです」。

 栗原「組めるってことになったんですけども、負けちゃったんでそこはやっぱり複雑というか、悔しい以外ないんですけど。でもやっぱり中川ともかとこうやってシングルして、AKINOさんと文子さんと闘うにあたって、闘ってみてやっぱりコイツしかパートナーはいないって自分は思ってるんで」。

 ━━闘って心が通じ合う?

 栗原「通じ合うって言ったら気持ち悪いんですけど、こんなに遠慮なくアゴとか顔とか殴ったり蹴ったりできるのは中川だけなので。それは一緒なんじゃないかな?と」。

 中川「自分も握手したんで今日。握手したからには12日は2人で勝つつもりでもちろん。いろんな感情はあるけれども、それを抜きにして勝ちにいきます、2人で」。
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