金の品位(純度)は、24分率で表します。
なので、24金は、24/24=純度100%、
18金は、18/24=純度75%
で、残りの25%は銀と銅です。
金と銀と銅は、とても相性がいいので、
よく混ぜ合わせて使いますが、
銀と銅を混ぜるほど地金は硬く、
また延びづらくなります。
金の純度が高いほど
品位が高いといい、
金の純度が低いほど
品位が低いといいます。
18金よりも品位が低いと、
延ばすのが相当大変で、
失敗率が上がるので
僕のワークショップでは
18金以上の品位のものだけを使うことにしています。
また、
混ぜる銀の量、
銅の量、
また比率によって、
金は色とりどりに色彩が変化します。
基本的には、
銅を混ぜるほど赤みが増し、
オレンジゴールド>ピンクゴールドとなり、
銀を混ぜるほど青味がまし
グリーンゴールドになります。
銀と銅を同量混ぜると
色味は金のままで(若干白っぽくなりますが)
硬くて扱いやすいイエローゴールドになります。
一方で、
パラジウムを混ぜると、
金の黄色味は失われてゆき、
シャンパンゴールド>ホワイトゴールドになります。
ニッケルやプラチナを混ぜても
ホワイトゴールドになりますが、
ニッケルはアレルギー反応の症例が多いので
一般に宝飾品には使いません。
前々回の10/29のワークショップでは、
お客さんが、18金イエローゴールドと
18金ホワイトゴールドを持ち込んでくれたので、
イエローゴールドを溶かす際に
わずかにホワイトゴールドを混ぜて
シャンパンゴールドに近いイエローゴールドを作ってあげましたが、
若干渋くて深みのある、上品な色味になり、
とても喜ばれました。
微妙な色合いの金を調合できるのも
『金のジュエリー』ワークショップの
魅力です。
http://ringology.org/muscat2b/
金のとかし方
いらないゴールドジュエリーのリメイク方法。動画でわかるゴールドの扱い方。