前回の記事「止められないものを止める -お酒編-」で、

どうせ止められないなら、楽しめば?

ということを書きました。




その方法を適用したことがもう一つあります。

それについて書きますね。





りんごさん、昔から朝に弱い子でした。


中学生頃から弱かったですが、その頃は
「遅刻しちゃいけない」
「学校に行かなきゃいけない」

というプレッシャーによってなんとか起きていました。


高校3年生のときに、ストレスが溜まり軽い鬱のような症状になり、
朝起きれなくて学校に行けない日がしばしばありました。

大学に入ってからは、がんばって起きて一番早くいける授業が16時。
朝起きれなくてテストを受けられなかったこともありました。


一番辛かったのは、
友人と2人でディズニーランドに行く約束をしていた当日、
どうしても起きられず、友達を1時間近く待たせてしまったことです。
本当に楽しみにしていたのに、朝目が覚めると「きっと辛いことが起こる」と無意識に思ってしまって、「起きたくない」と思ってしまったのです。
本当に本当に楽しみにしていたのに、それに反して起床できなかった自分が本当に情けなかったです。



仕事などは、
「遅刻なんてしたら自分の評価が下がる」「遅刻なんてしたら辟易される」
という強いプレッシャーがあったので
ぎりぎりの時間には必ず起きていましたが、本当に辛かったです。


また、一時期無職で何もしていなかった時期がありました。
そのときは人生に迷い、けっこうな鬱状態になっていて、
朝ベッドの中で目が覚めるたびに泣いていました。

文字通り「ベッドから出れない」状態で、
目が覚めてから6時間くらいベッドから出れない
やっと起きても、もう夕方。

早く起きたいから、
夕方に起きたのに、夜の20時、21時くらいにはもうベッドに入って・・・
でもやっぱり朝ベッドから出られなくて、やっと起きたときはまた夕方・・・。


「起床」という点では、そのときが一番辛かったんじゃないかな。
朝目が覚めると、ぎゅちゃあ、って、心が押しつぶされそうになって、
「ああ、もう辛い」「どうしたらよいか分からない」「死にたい」
って泣いていました。








で、りんごさん、本当に本当につらかった中で、
どうにかならないかと考えます。







精神的に参っているのに、精神的な面から改善することは難しい。

だったら、肉体的な面からどうにかならないか。









というとで、まず初めに試したのはジョギングでした。


といっても、夕方に走れる日は走っていましたが、
基本夕方に起きる+「こんな生活している自分が恥ずかしい」という気持ちがあり、
走るのはいつも人気のない夜が主でした。






次に試したのが、青汁





鬱に効く、というものの中で、一番お手軽で安全そうだったからだったと思います。
それから、極度の栄養の偏りなど、不健康な状態は鬱によくないと思ったので、
栄養をバランスよく取りたいと思いました。


バナナ、納豆、アボガド、ひまわりの種・・・
鬱に効いて、お手軽に手に入るものはたくさん試しました。






しかし、大きな改善はなし。







次に目を付けたのがプラセンタです。


初めてお試しセットで飲んでみた某有名プラセンタ。
びっくりしました。
飲んだ翌日、身体の中からエネルギーがぶわあっと湧いてきて、
ベッドから飛び出せたのです。
一種の興奮状態でした。



すごい!!! エネルギーが湧いてくる!!!



しかし、2日目、3日目までは良いものの、
お試しセットを飲み終わるまでには、その効果は薄れていました。







でも、まてよ・・・


本当に良い自分に合うプラセンタを見つければ、かなりの効果があるのではないだろうか。




そう思い、いろいろな会社を試します。
最終的にたどり着いたのが、ちょっとお高い某社のもの。

飲んだ翌日、身体の底から湧いてくるエネルギー、昂揚感がすごい。

お値段は高かったものの、そのときは貯蓄もあったし、
それよりもこの状態を治したいって気持ちが第一だったので、

金に糸目はつけないぜ!

ということで、そのプラセンタを定期購入し始めます。





エイブラハムに出会ったのは、ちょうどそのプラセンタを飲み始める前後だった気がします。

エイブラハムの教えは自分を変える大きなきっかけになったので、
その効果も相まって、一時期に比べたら、精神的に驚くほど向上しました。

ちなみにその頃、新しい仕事を始めたので、朝起きざるを得なかったのですが、

朝の起床はやはりつらかったものの、日中は良い気分でいられる日が多くなりましたし、
エイブラハムのお蔭で、人生に希望を持ち始めました。



そして、しばらくしないうちに、人生に対する希望は私の中で大きなものとなり、
希望、夢、歓び、という感情を感じるようになっていました。





もう、その時点で、かなり人生が楽しくなってきていたりんごさん。








でも、


それでも!


どうしても・・・!!!








朝起きる辛さだけは取れなかった。









朝起きることがつらいと感じる自分が本当にいやでした。
実際に起きれない自分がだらしなくて、自分の生活管理もできないみっともない子だと思っていました。
日中の生活を楽しめても、どうしても朝起きる時間だけは最低な気分になりました。




たくさんの自己啓発本やビジネス書、成功者の話に必ず出てくる





「早起きしろ」
「成功者は朝の時間を有効に使う」
「朝起きれない人間はだめだ」
「朝の時間で人と差がつく」
「勝ち組は早起き」





こういう話を聞くたびに、




「朝起きれない人間はダメ人間なんだ」
「しっかりした人間になるには、早起きができなければダメなんだ」
「朝起きれない人間は負け組になるんだ」




と自己嫌悪に陥りました。











それが、もう10年以上続いていました。



10年以上、毎晩毎晩、明日こそは起きる、と気負う日々。





10年以上、毎朝毎朝、自分を責める日々。




10年以上、毎朝毎朝、最低な気分で1日がスタートする日々。






10年以上、毎日毎日、自分はだらしなくて情けない人間なんだと、自分を責める日々。










これだけ長い間、がんばっても起きれなかった。
















もしかして私、どうがんばっても朝に弱い子なんじゃない?










がんばっても、無理なんじゃない??















もうこれ、どうしようもないんじゃない???












エイブラハムはこう言いますアゲイン。

「あなたが何かをする努力よりも、
どんな気分でそれをやっているかの方が重要だ。」

「どんなにたくさん食べる人でも、
それを食べて太ると全く思っていない人は、
どんなに食べても太らない。」

「行動による努力は、思考と感情のパワーに比べたら、全然大したことない。」




そこで、りんごさん、吹っ切れます。






「私は、早起きできる人間じゃない。
毎日、どんなに嫌な気分になっても、毎日寝坊しちゃうんだ。
起きようとしても、起きれないんだ。

もう、どうがんばっても起きれないなら、
どうせなら寝坊することを良しとしよう!

寝ている自分を楽しもう!!!








それからは、朝ベッドの中でこう思うようにしました。






「こんなにたくさんの睡眠がとれて、
私はなんて幸せなんだろう」

「ああ、布団がなんて気持ち良いんだろう。
お布団の中にいる瞬間って本当に幸せ。ずっとここにいたい。
私は幸せなことをしているんだ。
自分の幸せのために時間を割けるなんて、私はなんてハッピーな人間なんだろう」

「自分に優しくできる私、素晴らしい」

「たくさん睡眠がとれて、とっても健康的だな。
健康な生活ができている私、すごい」

「ああ、寝ていることって、楽しいな」





それから、起床時間を気にしないようにしました



大抵、やっとこさベッドから出ると午後だったのですが、


17時? いっぱい寝れたね♪ ちょうど夕飯ができる時間に起きれてラッキー♪

16時? あ、まだ日が出ているうちにランニングできる♪良い時間に起きたね♪

15時? オッケー♪たくさん寝て、なんて健康的なんだろう♪

14時? 日差しがぬくぬく気持ちの良い時間に起きれてラッキー♪

13時? 午後が始まったばかり♪ 睡眠も取れて出かける時間もあって、なんて幸せなんだろう♪



何時に起きようが、どれだけ長時間寝ようが、
私は良いことをしている♪ と思うようにしました。



そうしているうちに、だんだん、寝坊することに罪悪感を抱かなくなってきて

いつの間にか、ベッドの中で嫌な気持ちになることが少なくなってきました


なんと、日によっては、目覚めた瞬間に幸せを感じることができるようになってきました








そして、今現在、

りんごさん、毎日の起床に苦痛を感じなくなり、

毎朝、9時にはベッドから出られるようになりました。








実際は、7時半くらいに目が覚めて、
そこからベッドから出るまで1時間はかかってしまうのですが、


そんなの気にしな~い♪






目覚めるたびにベッドの中で最低な気持ちになっていて、
どうがんばっても午後にしか起きれなかった

そんな昔の自分と比べたら、

ベッドの中で良い気分で(もしくは良いことを考えて)
自然と朝の9時にはベッドから出られることは







奇跡です。








仕事で8時に起きなければならないときもありますが、
そういうときも、全然辛くありません。






億万長者は早起きという記事を最近読みましたが、
彼らは朝の4時とか5時とかに起きているらしいですね。

キャリアウーマンは休みの日でも朝の6時からヨガをするらしいですね。





りんごさんはそんなに早く起きていません。


でも、良いんです。


私は、これで良いんです。


だって、昔と比べたら、こんなに遠くまで来たんだもん



今では、起きる時間は関係ないと思っています。

その時間を早いと取るか、遅いと取るかは、人それぞれですしね。

それよりも、どれだけ幸せな気分で起床できるかの方が、私にとっては重要です。




それにね、今みたいな調子でいけば、

そのうち、目が覚めた瞬間にすぐにベッドから出られるようになる気がするんです。

そのうち、もっと早い時間に起きれるようになる気がするんです。

なんていうか、義務じゃなくて、
「そのうちきっとなるんだろうな~」
って思えているんです。

だからきっと、そうなると思います。



「お酒をやめる」のと違って、
明確なゴールの状態っていうものはないものです。


ただ、今でも十分幸せですが、
これから更に幸せな起床ができるようになると思います。

より幸せな起床への拡大(expansion)が待っていると思います。





長くなってしまいましたが、
何が言いたかったかって、

朝起きるために、
いろいろ試してみたり、
自分を責めたり、
たくさんの努力をしてきました。


でも、私が変われたのは、
そんな努力ではなく、
寝坊を良しとして、それを楽しんだからだったんです。






「したい(早起きしたい)」と思っている時点で、

「したい、けど、できない」

と思っています。



だったら、もう、諦めてみたらどうでしょう。


どうせできないんだから、


今の状況(寝坊している状況)を

楽しんでみてはどうでしょう。








長くなってしまいましたが、
変化は《行動》ではなく《思考》によってもたらされた
ってことが書きたかったのです。
読んでくださって本当にありがとうございます↓↓

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