『帝王、死すべし』 折原一 | 鈴と空のブログ

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帝王、死すべし/折原 一
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野原実は、息子輝久の部屋に入り、

机上に置かれた一冊の本を手に取った。
『てるくはのる』。

そのカバーを取ると、出てきたのは真っ白な本。
その中に書かれていたのは、輝久が綴った、

“帝王”によるいじめの記録だった。
息子を狂気から守るため、実は己のすべてを懸けてひた走る。
――――― 「BOOK」データベースより


個人的評価 : ★★★☆☆


具体的に「何が」「どこが」と挙げて説明するのは難しいんだけど、
何だか厭な感じが最初から最後まで。


帝王の正体だとか、人間関係だとか、
それぞれの思惑だとか、事件の行く末だとか、
そのどれもが思った(期待した)ほどの衝撃はなく。


それはまぁ、「折原さんだから」ということで
構えて(期待して)読んでしまうということもあるのかもしれないけど。


その衝撃が控えめだった分、
理由のはっきりしない嫌悪感が余計に印象強く残っちゃった感じだろうか。

読んでいても気持ちよくない、楽しくない、
そんな感じ。