『冥談』 京極夏彦 | 鈴と空のブログ

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冥談 (幽BOOKS)/京極夏彦
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僕は、帰れるのだろうか。
生と死のあわいをゆく、ほの暝い旅路――
これぞ真骨頂!
著者の「核心」に迫る、怪しき短篇小説集。
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★☆


本の外見(表紙、紙、フォント)が中身(内容)にピッタリに思える。


「ほの暝」くてなんとも薄気味悪いような不気味なような感じ。
でもそれだけじゃなくて、何となく綺麗で柔らかい感じというか。

怖さもあるんだけど、厭な怖さ・不気味さというよりは
ちょっとぼんやりふんわりしたような感じというか。


1編あたりが短いこともあってサラッと読んじゃう。
けど、「物足りない!」という感じはあまりない。


程よく怖くて程よく気持ち悪い。
なかなか好き。