『電話交換手たちの太平洋戦争』 筒井健二 | 鈴と空のブログ

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電話交換手たちの太平洋戦争/筒井 健二
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命をかけて戦火に散った乙女たちがいた――
大事な通信を守ろうと、彼女たちは最後まで職場を離れなかった。
けなげな交換手たちに焦点を当てた11編の短編小説集。
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★☆☆


「小説」とあとがきで念押しされていたけれど、
「小説」として読むなら申し訳ないけどイマイチだと思う。


1編あたりがとても短いということもあってか、
「こういうことがありました」という羅列にしか思えないというか。


通信を守るため、国のため、と
本当のことを知らないまま命を賭けた女性たちの姿は
思わず涙が出そうになるほどだったけど、それだけ、
と言ってしまうと少々きついだろうか。


とにかく「小説」としては物足りない。