『悪魔は天使の胸の中に』 柴田哲孝 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

悪魔は天使の胸の中に/柴田 哲孝
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長い髪の女を殺せ!


新宿、仙台、福岡、米沢…
各地で同時多発する通り魔殺人!
連鎖する殺意の背後に潜むものは?


元FBI捜査官エミコ・クルーニルが

事件のプロファイリングに挑む!
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★☆☆

多少4つに寄る3つ。


ものすごくサラッとあっさり読んじゃったな。


日本各地で立て続けに
お互いに無関係の人間が同じような事件を起こす、
という異常事態のわりにドキドキもハラハラもそんなに。


実行犯たちを操ったもの(“殺意の背後に潜むもの”)、
これも途中でわりとあっさり分かっちゃうし。
刑事たちがそれに関する供述をスルーしてしまうのに
やきもきするくらいだろうか。


もしかしてこの人も操られてしまうんだろうか、
というハラハラがラスト近くに出てはくるんだけど、
結局そういうわけでもないし。


最後の直接対決にしても、

時間を考えればきっと何か仕掛けがあるんだろうな、

なんて想像がわりと遠からずだし。


「面白くない」というのとは少々違う。
少なくとも一気に読めちゃうくらいには引き込まれる。
けど、後々語りたいことはさほどないかも。