『「藪の中」の死体』 上野正彦 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

「藪の中」の死体/上野 正彦
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文豪・谷崎の『鍵』は、性交死のモデルケースだった?
探偵小説の祖・ポーが描いていたマスコミ報道と推理の相克!
昭和史最大の謎・下山事件は、やはり他殺だった?…etc。
数多の死体を検死してきた元東京都監察医務院長が、
小説と歴史の読み方までをガラリと変える。
――――― 「BOOK」データベースより

小説(芥川龍之介『藪の中』や
エドガー・アラン・ポー『マリー・ロジェエの怪事件』など)や
帝銀事件や下山事件を法医学的に見てみよう、という一冊。


『藪の中』も『マリー・ロジェエの怪事件』も
『鍵』も森村誠一さんの『精神分析殺人事件』も
聞いたことはある、というのはあっても
実際に読んだことがあるのは1冊もなかったな。


上野さんの書かれたものをこれまでにも読んだことがあるせいか
「初めて知った!」ってことはそんなに多くはなかった。
おまけに題材になってるものはどれも未読。
でも、それなりに面白かった。


『精神分析殺人事件』、ちょっと惹かれたけどな。
被害者の教師と緑色の昆虫だけを殺す少年の関係とか。
でも犯人も動機も少年の行動の理由も知っちゃった……。


他にも題材作品にネタバレがあるのでその点は注意。