『M8』 高嶋哲夫 | 鈴と空のブログ

鈴と空のブログ

読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

M8 エムエイト/高嶋 哲夫
¥1,995
Amazon.co.jp

愛する人よ!かけがえのない街よ!

マグニチュード8.
2005年12月X日、東京大地震発生!
10年前、神戸ですべてを失った者たちが今、立ち上がる!
最新研究をもとに描かれる大地震シミュレーション巨編。


阪神大震災から10年、首都を襲う巨大地震
もう、あの過ちはくり返しはしない!


人生には忘れられない瞬間があります。
1995年1月17日、午前5時46分。
6433人の命が失われ、数十倍、数百倍の人々の

運命が狂わされる震災の始まりでした。
十年がすぎた現在でも、

あの瞬間を背負って生き続けている人は数多くいます。
これは、神戸に住む者として、

科学を志した者として、作家として、
ぜひ書いておかなければと思った小説です。

   高嶋哲夫
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★☆

間違って『TSUNAMI』を先に読んじゃったな。
あちらを読んでる時から薄々感じてはいたけど。


今回もやっぱり前半多少手こずった。
事態が大きく動き始めるまで。
それでも集中力が途切れるほどではなく一気に読んだ。


地震が起こる話だって判って読んだんだし、
人の生命に関わることに真剣な人たち(瀬戸口や遠山)が
ただ笑い者にされるのはきっと読んでても辛いと思う。
遠山を新聞が面白おかしく書いたのは実際に厭な気分だった。


けどそれでも、
地震なんて起こらない方がいい、起こりませんように、
なんて思ってしまったりもする。
それだけ話に引き込まれたってことなんだろうか。