- 明日の空/貫井 徳郎
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両親は日本人ながらアメリカで生まれ育った栄美は、
高校3年にして初めて日本で暮らすことに。
「日本は集団を重んじる社会。極力目立つな」
と父に言われ不安だったが、
クラスメイトは明るく親切で、栄美は新しい生活を楽しみ始める。
だが一つ奇妙なことが。
気になる男子と距離が縮まり、デートの約束をするようになるが、
なぜかいつも横槍が入ってすれ違いになるのだ。
一体どうして―?
栄美は、すべてが終わったあとに真相を知ることになる。
――――― 「BOOK」データベースより
個人的評価 : ★★★★☆
差別だとか命だとか企みなんかも描かれてはいる。
栄美のパートとアンディのパートに意外なつながりもある。
けど、わりとあっさり。
今までに読んだものから貫井さん=ずっしり、
な印象だったので少々ビックリ。
あっさりではあるけど、雰囲気(空気)は好き。
同じ理由でずっと見守られたら納得できるかと聞かれれば
正直少々怖いと思ってしまうかもしれない。
一歩間違えばストーカーじゃ?なんて思ってしまって。
けど、嫌いじゃない雰囲気。
アンディや山崎の言うことも、
少しくすぐったかったりするんだけど、でも好き。
明日の空がすっきり晴れればいいな。