『COLORS』 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

COLORS―カラーズ/藤田 宜永
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世界は色でできている
色をテーマに11名の作家が描き出す短篇アンソロジー
――――― 帯より


『黄色い冬』  藤田宜永
『空の青さを』  宮下奈都
『真っ黒星のナイン』  松樹剛史
『ももいろのおはか』  豊島ミホ
『緋色の帽子』  池永陽
『ターコイズブルーの温もり』  永井するみ
『金色の涙』  宮本昌孝
『銀の匙キラキラ』  水森サトリ
『さよならの白』  関口尚
『ふかみどりどり』  朝倉かすみ
『色色灰色』  花村萬月
――――― 目次より


個人的評価 : ★★★☆☆


一番は『銀の匙キラキラ』。

他にも「これも好きかな」って
ぼんやり感じる程度のものはいくつかあるんだけど、
どれも印象は弱めというか薄めというか。


とにかく感想を書くのが難しい1冊だな。


なんせ短いからどことなく物足りないような。
かといってそれぞれ長篇にすればもっと楽しめたか、
というとそれも違う気がする。


あっという間に読めちゃう短さってことで
苦手意識の強くある時代物(『金色の涙』)も
サラッと読めたのは好かったのかもしれない。


『金色の涙』はむしろ、好きな順に並べたら
上から数えた方が早いくらいのところにいるかも。
苦手意識の先行するのでアンソロジーでなきゃ読まない話。
こういうのがアンソロジーのいいところか。