『永遠の咎』 永瀬隼介 | 鈴と空のブログ

鈴と空のブログ

読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

永遠の咎/永瀬 隼介
¥2,205
Amazon.co.jp

母性の通念を打ち砕く衝撃作!
愛する者のためなら鬼にも悪魔にもなれる

歓楽街のベビーホテルから、いま冥府への扉が開かれた。


子供は天使。
汝は救済者。
聖母の瞳に慈しみと憎悪が宿るとき、
過去の封印は解かれた。
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★☆

何だかぐったり……。
自分の想像できる枠の外にいる人がたくさんで。


「想像できる」と「できない」の曖昧な境界の
すぐ外にいる(環境や感情によっては共鳴してしまうかも、な)人から
うんと遠くにいる(到底理解も共感もできないだろうな、な)人まで。


あの人たちの轡田への心酔っぷりが不思議。
命の危険のある極限状態だとかいうきっかけはあるにしても
轡田がさほど特別なことを言ってるとも思えないし…。
そんな普通のことですら心奪われるくらい、
まともに話を聞いてくれる人すらいないという環境にいた、
ってことも影響してはいるんだろうか…。