- 永遠の咎/永瀬 隼介
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母性の通念を打ち砕く衝撃作!
愛する者のためなら鬼にも悪魔にもなれる
歓楽街のベビーホテルから、いま冥府への扉が開かれた。
子供は天使。
汝は救済者。
聖母の瞳に慈しみと憎悪が宿るとき、
過去の封印は解かれた。
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★★☆
何だかぐったり……。
自分の想像できる枠の外にいる人がたくさんで。
「想像できる」と「できない」の曖昧な境界の
すぐ外にいる(環境や感情によっては共鳴してしまうかも、な)人から
うんと遠くにいる(到底理解も共感もできないだろうな、な)人まで。
あの人たちの轡田への心酔っぷりが不思議。
命の危険のある極限状態だとかいうきっかけはあるにしても
轡田がさほど特別なことを言ってるとも思えないし…。
そんな普通のことですら心奪われるくらい、
まともに話を聞いてくれる人すらいないという環境にいた、
ってことも影響してはいるんだろうか…。