『握りしめた欠片』 沢木冬吾 | 鈴と空のブログ

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握りしめた欠片/沢木 冬吾
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つかみかけたのは、
家族の心からこぼれ落ちた欠片


姉が、生きていると思いますか



七年前、正平が十歳のときに、
当時、高校二年生だった姉の美花が失踪した。
以来、家族はバラバラになってしまった。
父は休職しながら市内の駅前で人捜しのビラを配り、
母は噂や占いを頼って日本各地を放浪中。
高校生になった正平は、
父親の会社の関連施設でアルバイトをしながら、ビラ配りを手伝い、
姉の行方の手がかりを探している。


デビュー作『愛こそすべて、と愚か者は言った』で
描いた街・海斗市を舞台に、再び親子・家族の絆を問う傑作。

――――― 帯より

個人的評価 : ★★★★☆

やや3つ寄りの4つくらい。

面白くないわけじゃないけど、ちょっと期待しすぎてたか。


何より最後、あの展開がどうも好きだと思えない…。

あの人はきっと何かあるだろうとは思ってたし、
その何かに期待もしてたんだけど、
まさかあんな展開か…。