『不祥事』 池井戸潤 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

不祥事/池井戸 潤
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腐敗した銀行を「浄化」せよ!


――あんたみたいな行員がいるから、銀行が誤解されるのよ!――
事務処理に問題を抱える支店を訪れて指導し解決に導く、臨店指導。
若くしてその大役に抜擢された花咲舞は、
銀行内部の不正を見て見ぬふりなどできないタイプ。
独特の慣習と歪んだ企業倫理に支配された銀行を「浄化」すべく、
舞は今日も悪辣な支店長を、自己保身しか考えぬダメ行員を、
叱り飛ばす!張り飛ばす!


「ちょっと支店長、ふざけんじゃないわよ!」
圧巻の事務処理能力と歯に衣着せぬ物言いで、
エリート銀行マンたちをも蹴散らす、究極の女子行員・花咲舞!


前代未聞の不祥事に揺れるメガバンクの危機を、彼女は救えるか!?
痛快!新しい銀行ミステリーの誕生!

――――― 帯より

個人的評価 : ★★★★☆


これまでに読んだ池井戸さんの銀行物と大きな違いはない。
主人公が若い女性行員だってことくらいか。


なので最後には良いようになるんだろうな、と
分って(想像ついて)はいる。


けど、それでも舞の啖呵や「正義は勝つ」的な爽快感は好い。

取引先から預かってる坊ちゃんの傍若無人っぷりに
かなりイライラムカムカして、そのイライラが大きい分、
舞や他の正しい人たちの言葉や行動にスカッとする。


相馬は少々中途半端な感じがしたような。
その中途半端さが味だってことなのか。
何か過去にあったのか?
なんて思わせるようなことがあったり。
他にも登場作品があるんだろうか。


今までに読んだのに出てきてたかな…。