『命の終わりを決めるとき』　朔立木

愛が「殺人罪」と評価されるとき

評判の女医はなぜ患者に
致死量の筋弛緩剤を注射したのか？
結納を控えて女はなぜこの世で
たった一人好きなその男を殺したのか？
―――――　帯より

個人的評価　：　★★★★☆

「終の信託」が4.5、「よっくんは今」が3.5。
で、全体としては４つ星。

どちらも終わり方にはびっくり。
けど、タイトルを考えるとそういうことなのか。

正直、「よっくんは今」の方はイマイチわからん。
マリ（たった一人の好きな男を殺した女）の
言うことや思考がいちいちわからん。
わからんなりに読んでる間は面白いとも思うんだけど。

「終の信託」の方が随分好きだ。
テーマとしても興味深い（元々興味がある）ものだし。
女医と患者の会話にはグッとくるし。

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