- 沈黙の教室 (ハヤカワ文庫JA)/折原 一
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20年後の大量殺人計画。
多重の謎と多様な文体が生むミステリの醍醐味1200枚!
――――― 帯より
連合赤軍事件の記憶も新しい1973年、
青葉ヶ丘中学3年A組では悪質ないじめが横行していた。
不気味な<恐怖新聞>が発行され、
粛清の対象とされた犠牲者は
残酷な結末へと突き落とされた。
悪魔の化身のようなクラスを担任教師が呼んで
<沈黙の教室>……。
その20年後、クラス会の告知が新聞に載った途端、
新たな<恐怖と粛清>が鎌首をもたげた!
四重の謎と多彩な文体が生み出す渾身のサスペンス大作
――――― 裏表紙より
個人的評価 : ★★★★☆
3つにかなり寄る4つ。
長かった…。
神崎一郎と同窓生たちとの関係は?とか
<復讐者>って一体誰なんだ?とか
「恐怖新聞」を発行してクラスを支配してるのは誰?とか
気になることはたくさん。
神崎一郎の正体がわかって驚いて、
<復讐者>の正体にちょっとがっかりして、
過去のいじめの首謀者もそんなに斬新な内容じゃないけど
まぁ嫌いじゃないからいいか。
最後あたりで明かされる人間関係にはビックリ。
「そういうことか!」という爽快な驚きというよりは
「えぇ……」という感じ。