『てるてるあした』 加納朋子 | 鈴と空のブログ

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てるてるあした/加納 朋子
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てるてるあした。
きょうはないてもあしたはわらう


親の夜逃げのために高校進学を諦めた照代。
そんな彼女の元に差出人不明のメールが届き、
女の子の幽霊が現れる。
これらの謎が解ける時、
照代を包む温かな真実が明らかになる。


大好評 『ささらさや』 姉妹編


特別なことなんて絶対に起こらないと思っていた。
特別なことは、特別な人だけに起こるんだと思っていた。
だけどやっぱり、それは起こったのだ。
あの、春の嵐の日を境にして、
私の世界はくっきりと色を変えた。


不思議な街「佐々良」で暮らし始めた照代の日々を、
彼女を取り巻く人々との触れ合いと
季節の移り変わりを通じて鮮明に描いた癒しと再生の物語。
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★☆


“姉妹編”だって一緒に名前を挙げられちゃうと
『ささらさや』と比べちゃって、
そうすると個人的な好みとしては若干落ちる。


まぁ、それでも好きなんだけど。


でも、完全に予想外の展開だった。
最後の1話は号泣だ…。

最後の最後は親子の再生だったりで明るさもあるんだけど
でもやっぱり、「何もあんな…」って思ってしまう。


3婆とサヤ親子とエリカ親子は
色んなことがあって憎まれ口もたっぷりで、

でも絶妙なバランスでずっと一緒にいてほしかった。