学園祭前夜の高校で発生した殺人&死体消失事件。
体重100キロの巨大死体は何処に!?
六人の人気作家によるリレー・ミステリ。
そして、この作品の結末を書くのはあなたです!
ある金曜日の夕暮れ近く。
創立四十周年記念学園祭を明日に控えたS大学付属高校では、
学校中が準備に奔走していた。
そんな中、体育館でビデオ映画を撮影していた四人の生徒が、
跳び箱の中に隠された死体を発見する。
死体の主は、学校中から嫌われていた
生活指導の女教師・五百旗田真子(いおきだしんこ)。
殺人事件の発生によって
学園祭が中止されることをおそれた生徒達は、
学園祭が終わるまで死体を隠し通そうと決意する。
しかし、その死体は様々な人の手によって
あちこちに運ばれていってしまい……!?
――――― 帯より
参加作家さん
芦辺拓 西澤保彦 伊井圭
柴田よしき 愛川晶 北森鴻
個人的評価 : ★★★☆☆
プロ作家さんのリレー小説は初めて読んだ。
まぁ仕方ないけど各作家さんごとに登場人物が増えてくんで
若干めんどくさい感じもする。
リレー云々ではなく、今回の話自体は「まぁ、それなり」という感じ。
「最後を書くのはあなた」っていう企画だからだろうけど
完全にすっきりした終わり方には思えないし。
「あの人が実はスパイだった」というのもありがちだと思うし。
個人的には、死体消失の謎とか彼女を殺した犯人よりも、
なぜイオキダ先生があんな風になってしまったのか
ということの方が面白かった。
ありがちだと言った「実は…」のある人物、
正体自体はビックリするようなことも無かったけど
最後にとった行動(電話)は割りと好きだった。
参加されてる作家さんを書き忘れてたので追記しました。