『不思議の国のアリバイ』 芦辺拓 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

不思議の国のアリバイ (光文社文庫)/芦辺 拓
¥560
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夢と希望に溢れ、欺瞞と虚飾に彩られたキネマの世界
そんなワンダーランドを舞台に繰り広げられる殺人劇に
素人探偵・森江春策画挑む長編本格ミステリー!
鮎川賞作家待望の特別書下し作品
――――― 1999年版 帯より


無名だが才能溢れる若者たちが情熱を傾けて
取り組んでいた特撮映画」大怪獣ザラス」。
その製作に暗雲が漂い始めたのは会社上層部が
業界で名の知れた人物を監督に据えようとしてからだった。
それまでの活気が嘘のように白けた雰囲気が現場を覆い、
撮影は遅々として進まなくなった。
そんな折、その新しい監督候補の男が惨殺され、
映画を食い物にする業界ゴロが不審な死を遂げた。
当然、殺人の容疑は撮影スタッフに向けられたが……。
夢と希望に満ちた映画の世界……ワンダーランドを舞台に、
奇抜なトリックを駆使して描く気鋭の書下し長編本格推理!
――――― 1999年版 表紙袖より


個人的評価 : ★★★☆☆


昨日読んだ赤川さんのから一転、すごく時間が掛かった。
それは読んでてなかなか気分が乗ってこなかったからなんだけど。


「森江春策」ものだったから結構期待してたんだけど。
アンソロジーで読んだときは好きだと思ったんだけどな……。


「嫌い、もう読まない」とまで言っちゃうのはもったいないけど
もし最初に読んだのがこれだったら、
芦辺さんを読んでみようとは思わなかったかもしれない。


「ここが気に入らない」とか「これが腑に落ちない」とか、
原因がはっきりしてれば似た作品を避けて読めばいいんだけど、
それがわからない、何となく乗らないって感じだから困った。