『K・Nの悲劇』 高野和明 | 鈴と空のブログ

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K・Nの悲劇/高野 和明
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男女の問題。
性の迷宮。
生命の神秘。
乗り移られる恐怖。
心の中の別の人。


『13階段』の著者が描く、戦慄に満ちた愛の物語。


夏樹果波は、幸せの絶頂にいた。
仕事で成功した夫、高級マンションでの新しい生活。
ところがそんな矢先、子供を身ごもった。
予期せぬ妊娠だった。
中絶という苦渋の選択をした瞬間から、
果波の精神に異変が起こり始める。
精神の病か、それとも死霊の憑依なのか。
科学と心霊の狭間で、夫と精神科医が治療に乗り出すが、
二人の前には想像を絶する事態が待ち受けていた―――。


ホラーを超えた未曾有の衝撃!
恐怖小説は新たな次元に突入した!
血も凍る温もりを、あなたのもとへ。

――――― 帯より


個人的評価: ★★★★☆

5つ寄りの4つぐらい。

これもなかなか面白い。

内容的には軽いものじゃないのに、グイグイ読める。


「血も凍る温もり」って上手いこと言った、って感じ。


精神医療の分野か、心霊の分野か、
どういう結末に落ち着かせるのか気になって一気に読んで
仙台駅前での瞬間には思わず泣きそうになり、
ラストの光景は温かい。


高野さんのは未だ4冊目だけど、ハズレなし。