- 天空の蜂 (講談社文庫)/東野 圭吾
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「爆発物を積んだ超大型ヘリを高速増殖炉に墜落させる。
それを防ぎたければ日本中の原発を即刻使用不能にせよ」―――。
『天空の蜂』と名乗る犯人が仕組んだ恐るべき犯行。
超大型ヘリはすでに
原子炉上空千数百メートルでホバリングを始めていた。
だが犯人にも誤算があった。
コンピュータによって遠隔操作されるヘリ内部には、
子供が閉じ込められていたのだ。
原発が、子供が、日本が危ない!!
――――― 1995年版 帯より
個人的評価 : ★★★★★
ヘリコプターのことだとか原発のことだとか
知らないこともたくさん書かれてて、
そのあたりでは若干しんどかったりもしたけど
それでも最後まで止まらずに読ませるのはさすがなのか。
「超大型ヘリを高速増殖炉に落とす」っていう事態の派手さのわりに
現場や刑事たちなどなど、全体的な印象はそんなに派手じゃない。
ヒーロー(正義)の側の描写で終わるんじゃなくて
ああいう終わり方にするのは好きだ。