- アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)/伊坂 幸太郎
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神様を閉じ込めに行かないか?
ボブ・ディランはまだ鳴っているんだろうか?
――――― 帯より
引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、
次が悪魔めいた長身の美青年。
初対面だというのに、彼はいきなり
「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。
彼の標的は―――たった一冊の広辞苑。
僕は訪問販売の口車に乗せられ、
危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、
書店強盗は訪問販売とは訳が違う。
しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、
書店の裏口に立ってしまったのだ!
四散した断片が描き出す物語の全体像は?
注目の気鋭による清冽なミステリ。
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★★☆
5つに近い4つってとこだろうか。
バラバラに見えるピースが一つになったときには驚きもあったけど
『ラッシュライフ』もそんな感じだったので新鮮味がない分
星はひとつ減らして4つってことで。
伊坂さんのは文章のテンポがよくて読みやすい。
最初に読んだのは『重力ピエロ』で
その時は「あんまり好きじゃないかな」と思ったんだけど
その後に読んだのは割りと面白いと思うのが続いてる。