順天堂大学陸上部コーチの林田あきのりです。
一昨日、行われた陸上日本選手権で
コーチングしている選手の
「松下祐樹」が優勝しました!
松下は大学時代は十種競技の選手で
関東インカレ、日本インカレを優勝して
社会人になってからは
十種競技から種目転向して
400mハードル一本で勝負をしていました。
種目転向の1年目は
力がありながらも
自分に自信を持つことができず
結果を出すことができなかったと
私は思っています。
その原因として
トレーニング拠点を変えたことが
一つ大きなことだと思います。
社会人として
彼が世界への挑戦をすることを決めた時に
僕はNTCをトレーニング拠点にすることを
提案しました。
なぜなら
「世界で戦っていくためには、どんな環境でも強くなることができる確固たる意志力を持っていないと戦えない」
と考えたからです。
1年目は
一人でトレーニングをしていく
不安を抱えていたり
思うように記録が出ず
苦しい思いをしたと思います。
また、周囲にも拠点を変えて
失敗するんじゃないかと
言われたことがありました。
不安や他人からの批判で
負けるようでは戦えない。
「自分で自分をどれだけ追い込めるかが勝負の分かれ目」
だと僕は思います。
今大会で松下は
そういったものを
振り払うことができた結果だったと思います。
競技結果は
少し遠回りをしましたが
アスリートとして精神面でも
成長できた1年だったと思います。
しかしながら、
松下自身も理解していると思いますが
まだ彼のポテンシャルの50%ほどしか
出せていないと僕は思っています。
ようやく世界で戦うための
準備が整っただけです!
ここからが本当の勝負!
正直、まだ標準はまだ切っていませんからね!笑
これからも彼のチャレンジを
皆さんに応援していただけると
コーチとしてありがたいです。
今後とも、よろしくお願いいたします。
松下祐樹Twitter→@asapan0909
松下祐樹コメント→コチラ
----競技結果----
6月27日(土)
男子400mハードル予選
2組1着 49秒57(自己ベスト)
6月28日(日)
男子400mハードル決勝
1位 49秒76
決勝動画→男子400mハードル決勝
第99回日本陸上競技選手権大会運営サイト
ミズノトラッククラブ大会結果報告