コンディショニング能力 | 順大陸上部混成ブロックコーチ林田章紀のブログ
順天堂大学陸上部コーチの林田あきのりです。

 

先週末に行われた
グランプリシリーズ第2戦の
日本選抜陸上和歌山大会に
コーチングしている選手と一緒に
行ってきました。

 
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結果としては
川崎和也(M1)が7404点
シニア大会初の表彰台で第3位

 

村中智彦(4年)が5908点で
13位に終わりました。

 

川崎の順位こそ
よかったものの
目標にしていた記録には
遠く及ばない結果でした。

 

二人とも日本選手権で大幅自己新を
出すことができるように
一緒取り組んでいきたいと思います!

 

 

今回の優勝したスズキ浜松ACの
中村明彦選手(=中村、年下なので笑)
自己新でシニア初優勝しました!

 
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中村は僕が大学4年生のときの1年生
一緒にインカレで戦った記憶があります。

 

中村の年次ベスト

2009年 7058
2010年 7480
2011年 7675
2012年 7710
2013年 7723
2014年 8035
2015年 8043

 

毎年、コツコツ自己ベスト
更新し続けています。

 

それに加えて、
中村選手の試合での安定感は
凄まじいものがあります。

 

特にスプリント種目では
毎試合のベスト記録での達成率は
日本一だと思います。

 

この安定感を

スズキ浜松AC・中村明彦」で

陸上競技ランキングで検索してみてください!

 
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このサイトめっちゃ便利です!
みなさんも登録したほうがいいです!

 

中村の選手として凄いところは
何と言っても
コンディショニング能力の高さ!

 

いつでも高いパフォーマンスを発揮できるように

体調管理
食事
サプリメント
補強運動
ストレッチなど

 

中村は
自分の身体を常に良い状態に保つこと
得意な選手なんです。

 

陸連コーチの松田コーチも
言っていましたが
 

「中村は練習と本番の差がない。練習でできていることがそのまま本番に出るタイプ」

 

やはり、十種競技という種目は
10種類のテクニックが必要になる種目で
失敗のリスクは高いのが現状です。

 

1種目も失敗しないで試合をすることは
ほとんどないと言って良いと思います。

 

そんな中、
練習と本番の動きに差が出てしまうと
さらに、失敗のリスクが増えます。

 

練習と本番の差を産む理由は
緊張、プレッシャーももちろんありますが

一つのパターンとしては

「練習は疲労がたまった状態で行い、本番では全く疲労がない状態で臨んでしまうこと」

 

身体の調子が良いのに記録が出せない人
この現象に陥っている可能性があります。

 

普段はある程度疲労がたまった状態に
自分のテクニックを合わせているのに、
本番では身体が一気に軽くなって
普段の感覚と違いが生まれます。

 

感覚のズレはパフォーマンスに
大きく影響することは間違いありませんよね。

 

では、どうすれば良いかというと
コンディショニングを練習と本番とで
揃えてあげることが重要です。

 

そのために普段練習から
体調管理やケアが
必要になってくると思います。



中村はそれがとても得意な選手なんです。



日本選手権での右代さんと中村の対決が見ものです!

そこに割って入ることができるように
選手と一緒に頑張ります!

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