特許明細書(技術文章)を書くということは、脳裏にイメージする表現を表すことに過ぎない。


文章には誰しも癖、思い込みがある。


日々、執筆を繰り返す度に癖が出来上がるのだ。


癖が出来上がることによって、良いことと悪いことがある。


良いこととは、癖を持っていた方が書く速度が上がるということである。


ある意味、使用する単語等は少なく固めた方が、間違い、わかり難さが少なくなる。


悪いことは、違う意味のものにも過剰に同じ単語等を使用してしまうことである。


否定的観点(侵害者の観点)から、自分の書いた文章を批判することが上達への道となる。


しかし、自分の書いたものを否定的観点から見ることは決して容易ではない。


他人のチェックによって否定されるよりも、自分のチェックによって否定した方がましである。


何度も書き直す葛藤の中で最終的な文章が出来上がる。


文章は生ものである。