さて、今日も仕事がんばる。

なんか、毎日更新する日記になってきてます。

明細書の書き方は様々だ。その中でも形式的には事務所の書き方に倣っている。

発明の作用効果は、時として非常に分かりにくいことがある。

発明は技術なので、いかに技術的な説明を初心者にでも分かるように書くかということである。

日本語にして、文章にして表すと素人に誤解を招くことがある。

審査官は、技術的な審査についてのプロだが、技術の現場は知らない人が多いだろう。

文書化する以上、紙の上での、理屈だけの勝負となる。

化け学的な分析が必要な技術の作用効果は極めて難しい。

具体的に推測を深めて原理を説明すれば分かりやすいが、その反面、多大な時間を要し、必要以上に発明を限定することにもなりかねない。

今の技術の飽和と既出願文献の多さに鑑みれば、権利範囲の広いクレームは認められにくいので、具体的に推察を深めて書かないと特許にならないともいえるだろう。

権利化後に、書きすぎて問題になることが少ないといえる。

具体的に書いていないと、そもそも特許にならなくなっている。

特許事務所は、いい明細書を書けばそれで良しとはならない。

何でも同じだが、納期と料金を視野に入れていないと経営はうまくいかない。

もちろん、一番大切なのは人間関係だが。。。

すべてを総合して考えたときに、トータルで顧客、事務所、個人にとって利益のあることをやらなければ、長続きはしないだろう。

具体的に書きつつ、早く、安く終わらせることが必要なのである。