【自由設計の間取り講座】 | 東大阪市不動産会社リナホーム 代表なおきのブログ

東大阪市不動産会社リナホーム 代表なおきのブログ

お客様にありがとうと言って頂けるよう親切正直にお手伝いします

今日は 売り出し ホヤホヤの

 

2階建て 中古戸建の 内覧レポを 

 

紹介する つもりでした。

 

午前中 内覧画像も 山ほど 撮影し

 

いざ 記事を 書こうとしましたが

 

何回 チャレンジしても

 

どうしても 悪口を 書いてしまうんです

 

 

 

 

 

ちなみに 立地は 閑静な 住宅街

 

外観も キレイで 見栄えします

 

設備も 充実 しかも リフォーム済み

 

文句なし すらすらと

 

おススメ記事が 書けそうなんですが

 

とにかく 間取りが 悪い・・・

 

LDKが 残念なんです。

 

なので 急遽 内覧記事は 中止して

 

今現在 新築戸建の 自由設計を 

 

検討してる方に アドバイスします。

 

 

 

 

 

 

まずは 最初に ひとこと

 

極端に 個性が 強かったり 

 

誰が見ても 使い勝手の 悪い 

 

間取りは 避けましょう。

 

 

 

 

 

 

あくまで 自分達の 家族構成や

 

ライフプランに 合わせて 

 

自由に 設計できるのが 醍醐味ですが

 

万人が 好まない 要素が 強すぎると

 

将来 売却する 事態が 訪れたとき 

 

きっと 後悔します。

 

 

 

 

 

 

買うときに もし 売るときが 来たとき

 

処分するのに 困らないものを 買う

 

これが 不動産購入の 鉄則です。

 

それは 自由設計の 新築であっても

 

全く 同じことが 言えます。 

 

 

 

 

 

 

ちなみに わたしは 過去を 遡れば

 

100軒以上の 設計に 携わってます。

 

おおよそ 1軒の 間取りを 決めるにも

 

20種類以上の プランを 作成し

 

少しずつ 改良を 加えて

 

1軒の 間取りプランを 完成します。

 

限られた 建物の 大きさと 予算の中で

 

お客様の ニーズを 反映させながら

 

しかも 時代の 流行りも 取り入れ

 

どなたが 住んでも 使いやすくなるよう

 

間取りを 考えていきます。

 

 

 

 

 

 

しかし それでも 100点満点は なく

 

どこか 良くなれば どこかに 弊害がでます

 

自由設計の 新築戸建において

 

ベストと思える 間取りの 作成は

 

いくら 経験を 積んでも 難しいもんです。

 

 

 

 

 

そんでもって ここで ちょい 自慢

 

ちなみに もう1 0年以上前ですが

 

上小阪で わたしが 設計し 

 

自社分譲して 販売していた 

 

新築の 完成画像は こんな感じでした。

 

10年以上前の 建売とは 

 

今見ても 思えないでしょ?

 

 

 

 

 

 

話は 本題にもどって

 

自由設計と 比較して シンプルなのは

 

完成済の 建売住宅の 間取り。

 

あくまで 対象者は 万人であって

 

間取りは あくまで オーソドックス

 

設計者の センスの 良し悪しは あるものの

 

極端に 個性が 強いものは ありません。

 

まぁ 誰にでも 当てはまる 代わりに

 

特徴がないと 言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

そんでもって

 

ここで はじめに 戻り

 

本日 売りに出た 中古住宅の

 

間取りは どこが 残念なのか?

 

それを 見てみましょう。

 

こちらを ご覧下さい。

 

 

 

 

 

決定的なのは 2階の LDKです

 

LDKが 10帖で キッチンは 壁付け

 

バルコニーは 1面が 窓なので

 

冷蔵庫と 水屋を 置いたら

 

どうやって ここで 過ごすのか?

 

もう これは LDKではなく DKです。

 

わざわざ 2階に LDKを 配置する 

 

メリットも なさそうな 立地条件なので

 

1階に LDKを 配置するべきでしょう。

 

 

 

 

 

 

そこで わたしが 手直しすると

 

こんな 間取りに 変身

 

各階の 床面積は 全く 同じです。

 

 

 

 

 

LDKらしく 15帖となり

 

対面式 カウンターキッチンになり

 

キッチン背後に パントリーも 配置。

 

あと 細かな点ですが 

 

玄関を 左端へ ずらす事により

 

駐車時や 出庫時の 切り返し時に

 

ポーチが 邪魔に ならなくなります。

 

 

 

 

 

 

2階は シンプルに 3部屋ですが

 

もともとより 各部屋が 広くなり

 

収納も 随分 増えました。

 

あくまで オーソドックスな プランですが 

 

この 間取りの方が 売るとき 

 

支障がないと 思いませんか?

 

このように ちょっとした 変化で

 

使いやすくなったり 致命傷になったり

 

間取りは とても デリケートです。

 

 

 

 

 

 

最後に 自由設計の場合 

 

重視すべきは LDKの 使いやすさと

 

奥さんの 家事動線です。

 

扉や 窓の位置や 高さも 考え

 

どこに 何を 置いて どう 過ごすか?

 

子供さんが 居る場合は

 

宿題スペースや PCデスクなど

 

ちょっとした カウンターを 設けるのも 

 

たいして 費用は かからず 効果的

 

LDKが 心地よい 空間になれば

 

間取り作成の 半分は 成功です。

 

 

 

 

 

 

あと 寝室は 寝るだけですが

 

隣家との プライバシーを 守るため

 

窓の 位置と 高さには 要注意。

 

どこに ベッドを置いて 机をどこに置くか

 

それらも考え 窓と 扉を 配置しましょう。

 

 

 

 

 

 

トイレは 出入りする際と 

 

使用中の 音など 気を使わなくて良い

 

ポジションと 配置が 重要です。

 

あと トイレの 扉の 開口部が 

 

玄関先を 向いていれば

 

誰かが 来訪したとき 丸見えです。

 

 

 

 

 

 

同じく 階段についても 考慮が 必要

 

玄関にいる 来訪者から 

 

階段の 昇降が 丸見えに ならないよう

 

配置と 形状を 考えましょう。

 

 

 

 

 

 

ベランダは 隣家との プライバシーが

 

守られる 位置と 形状と 高さにし

 

駐車スペースは 出入れに ストレスない

 

広さと 配置を 考慮しましょう。

 

 

 

 

 

 

そして 費用に 若干 余裕があれば

 

内装扉は 内装ドアではなく 

 

出来るだけ 引き戸にしましょう。

 

開口部が 広くなり 使い勝手も ◎です。

 

 

 

 

 

 

あとは 可能な限り 収納を 配置し

 

照明器具の位置や スイッチの位置

 

コンセントや エアコンの 位置なども 

 

家具の配置を 計画するのと 

 

並行して 考えていきましょう。

 

 

 

 

 

 

とにかく やっては いけないのは

 

なんじゃこれ?っていう

 

特殊で 使いにくい 間取り

 

そうとは 気がつかずに 

 

完成後に 住んでから 後悔する

 

それだけは 避けましょう。